相槌とトンチンカン

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2025.01.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 伝道者の書 3章11節
放送日
2025.01.17

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
日本語には、刀をつくる刀鍛冶に由来することばが多くあります。「相槌を打つ」や「とんちんかん」といったことばはその代表と言えるでしょう。日本刀は、主に2人の職人で造るのですが、師匠が槌で鉄を打つ合間に、弟子が息を合わせて打ちます。これが「相槌」です。そこから、相手の話にタイミングよく応答することを「相槌を打つ」と言うようになりました。
しかし、相槌のタイミングが悪いと「トンチンカン」とずれた音がします。そのことから、つじつまが合わないことや間の抜けた言動を指すことば「とんちんかん」が生まれたのだそうです。大切なことは、師匠と弟子の息があっていること、タイミングよく打つことのようです。
このことは、神様と人間の関係に似ています。旧約聖書の伝道者の書3章11節には「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」ということばがあります。神様のなさることは、信じる者にとっては、ベストタイミングなんだと聖書は語り掛けます。神様は、名刀を作る刀鍛冶のように、最善のタイミングで信じる者の人生に働きかけてくださいます。
神様は聖書のことばを通じて、時に叶った語り掛けをくださいます。祈れば、ふさわしい時に応えてくださいます。必要な時には、大切な人との出会いを与えてくださいます。より豊かな人生を願って、ベストタイミングで人生での転機を与えてくださいます。
しかし、人間の側は、時に「とんちんかん」です。待ちきれず勇み足をすることもあれば、タイミングを逸して後悔することもあるでしょう。それでも、神様は忍耐をもって、共に歩んでくださいます。共に歩もうとする者を、タイミングよく「相槌」を打てる者へと成長させてくださるのです。そして、名刀を作るように素晴らしい人生を、一緒に作り上げてくださるのです。
旧約聖書伝道者の書3章11節は言います。「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」ラジオの前のあなたも、この神様を信じて、共に歩みませんか。

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