シメオンの賛歌

出演者
中山信児
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2024.12.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 2章25-35節
放送日
2024.12.14

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。川崎にある菅生キリスト教会の牧師、中山信児です。
今週は、新約聖書ルカの福音書に記された、神をたたえる賛歌をご紹介しています。今日は「シメオンの賛歌」 です。
イエス・キリストがお生まれになった頃、エルサレムにシメオンという名の信仰深い老人がいました。聖書にはシメオンについて不思議なことが書かれています。彼は「救い主キリストを見るまでは決して死ぬことはないと、神の聖霊によって約束されていた」と言うのです。
そんなシメオンが、ある日、神の聖霊に導かれて神殿に行くと、そこにマリアとヨセフが、生まれたばかりの幼子イエスを連れて入ってきました。
シメオンは幼子イエスを腕に抱いて、神をほめたたえ、
「主よ。今こそあなたは、おことばどおり、しもべを安らかに去らせてくださいます」と歌いました。
シメオンは神を信じていましたから、死ぬことに対する恐れはなかったでしょう。永遠のいのちと天国の希望を持っていましたから、もし、救い主を見ることがなかったとしても、彼は平安に地上の生涯を終えたことでしょう。
ただ、彼は、ローマ帝国の圧政下で、神を見失って苦しんでいるイスラエルの同胞がなぐさめられることを強く願っていました。
シメオンは、今、自分の腕の中にいる幼子イエスこそ、ご自分の民を解放し、救ってくださる救い主であると信じて、願いがかなったことを確信したのです。そして「私の目があなたの御救いを見たからです。あなたが万民の前に備えられた救いを。異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの栄光を」と歌いました。
この救いはイスラエルだけにとどまるものではありません。
救い主イエス・キリストこそ、異邦人、つまりイスラエル人でないすべての人々をも照らして救うまことの光です。
皆様の上に、神様の祝福が豊かにありますように。

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