マリアの賛歌4 主のあわれみ

制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2024.12.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 1章46-55節
放送日
2024.12.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。牧師の中山信児です。
今週は新約聖書ルカの福音書にしるされたマリアの賛歌をご紹介しています。
今日は1章54~55節「マリアの賛歌」の最後の部分からお話したいと思います。
マリアは「主はあわれみを忘れずに、そのしもべイスラエルを助けてくださいました」と歌いました。マリアもイスラエル人でした。
聖書の中のイスラエルは、神に選ばれた特別な民でしたが、マリアの時代には、ローマ帝国に占領され、人々は虐げられ苦しんでいました。
「イスラエルは、神を信じ、神に従う民で、神の特別なあわれみと祝福を受けるはずの存在なのに、今の苦しみは何故なのか。神は私たちを忘れてしまわれたのか」そんなふうに考える人たちもいました。
確かに、神は、イスラエルが信仰も従順も忘れたときに苦しみを与えられました。けれども、神がご自分の民を忘れてしまうことはありません。
救い主イエス・キリストのご降誕こそ、主がご自分の民へのあわれみを忘れなかったしるしです。マリアは、イエス・キリストのお生まれが、ご自分の民を助ける神の救いの御業であると信じて、こう歌いました。
「私たちの父祖たちに語られたとおり、アブラハムとその子孫に対するあわれみをいつまでも忘れずに」
マリアやイエス様の時代よりもはるか昔、旧約聖書の時代に、神はアブラハムに「わたしはあなたを大いなる国民(くにたみ)とし、あなたを祝福し、 あなたの名を大いなるものとする」と約束されました。
この祝福の約束は、イエス・キリストの救いの御業を通して、イスラエル人だけでなく、あらゆる国の、すべての人に、届くようになりました。今、神は、神を信じ従うすべての人を、神のしもべとして愛し祝福し、救いに入れてくださいます。
皆様の上に、神様の祝福が豊かにありますように。

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