「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか？原田憲夫です。
今日は新約聖書マルコの福音書１章から救い主イエスが「インマヌエル＝神がともにおられる」ことを実際に示した場面に、心を向けたいと思います。
ある日のこと、救い主イエスが神の国の良き知らせを宣べ伝えていました。そこに「ツァラアト」という伝染性の病に冒された人がやってきて、跪いてお願いしました。
「お心一つで、私をきよくすることがおできになります。」
当時、ツァラアトに冒された人は、城壁で囲まれた町の中に住むことができませんでした。接触が許されなかったのです。ですから道で通行人を見かければ、「自分は病気だ」と叫んで、その人が自分に近づかないようにしなければなりませんでした。ところがこの人は今、その社会の掟を破ったのです。自分から救い主イエスに近づき、そして跪いてお願いしたのです。それは、いのちがけの叫びでした。この人は、どんなにあがいても自分で自分の境遇を変えることができないことを、よくわかっていました。しかし、救い主イエスには自分を変える力がある、と信じたのです。
このいのちがけの叫びに、救い主イエスもまた社会の掟を破って応えます。彼を深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり、こう言われます。
「わたしの心だ。きよくなれ」
救い主イエスは、孤独だったこの人に、大きな深いあわれみの心を示されたのです。だれもが避けていたこの人に、ご自分から手を伸ばし、触れたのです。そのときです！この人の病は癒やされ、晴れて社会に復帰できる身となったのです！
いかがでしょう？あなたは今日、あのツァラアトに冒された人と同じように、皆から避けられ、居場所のない孤独な状況に置かれてはいないでしょうか？
そうであれば、救い主イエスに叫んでください。
「お心一つで、私をきよくしてください！」と。
救い主イエスはあなたを助けてくださいます。私たちの罪や汚れのいっさいを引き受けて、十字架の上でご自分のいのちに代えて、罪を赦し、汚れを取り除くためにこの世界に来られたからです。
クリスマスを祝う季節、この機会にぜひあなたもキリスト教会を訪ねてみてください。
あなたの上に神様の祝福が豊かにありますように！