悲しみの人イエス・キリスト

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2024.11.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 53章
放送日
2024.11.25

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「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は、旧約聖書イザヤ書の53章から58章の各章からお話しします。
まず、イザヤ書が書かれた時代が、実際にどんなであったか、お話しします。
古代イスラエル王国が、南北に分裂し、北のイスラエル王国は、アッシリアという国に滅ぼされてしまいます。
そのアッシリアは、南のユダ王国にも侵略してきました。そのとき、ユダ王国は、何とか滅びずに済みましたが、その後、バビロンという国が、ユダ王国を滅ぼし、人々をバビロンに連れて行ってしまったのです。
その様な時代にイザヤ書は書かれました。
この王国の滅亡は、ユダ王国に対する神によるさばきでした。
イザヤ書では、神のきびしいさばきの宣告が語られるとともに、すばらしい神の救いのご計画が預言されています。
実際には、ユダの人々は、ペルシャという国のキュロスという王によって、解放され、帰国し、神殿を再建することが出来るのです。
イザヤ書53章は、そのことを預言するとともに、イエス・キリストによる救いを語っています。
イザヤ書は、キリストの福音を語っています。キリストの福音とは、神が、救い主キリストを遣わして、人を救い、幸せな人生を送らせて下さるという約束です。 
53章には、人を救うために神が遣わされる救い主キリストが、英雄やヒーローとは全く違い、「悲しみの人で」「人のために苦しみを受ける」と語られています。
人々はそのことを理解できず、その方が苦しむのを見て、「この人は、神に罰せられ、苦しめられた」と思うのですが、本当は、その方は、すべての人々の身代わりとなって苦しみを受けて、自分のいのちをささげることによって、人々を救うと預言されているのです。
53章12節をお読みします。「彼が自分のいのちを死に明け渡し、背いた者たちとともに数えられたからである。彼は多くの人の罪を負い、背いた者たちのために、とりなしをする」
この預言は、イエス・キリストが十字架ついて死んでくださったことによる救いを語っているのです。

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