安心していきなさい6

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2024.11.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 7章36~50節
放送日
2024.11.16

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。私の担当してきた今週は聖書のルカ福音書7章から学んできました。イエス様は「多く赦された者が多く愛する」とおっしゃいました。
私は妻にどれだけ赦されてきたかと思います。
ある時に妻の大切なティーポットを割ってしまいました。どれだけ妻から怒られるかと思いました。しかし「いつかは割れるんだから」と赦してくれたのです。自分だったら、自分の大切な何かを壊されたら、こんな風に赦せないのにと思いました。その時に「ああ、こんな風に人を赦すんだ」と教えられたのです。
子どもに対しても、「お父さんのさっきの怒り方は、ひどすぎた。今日は怒りすぎてごめんね」と言うと、子どもたちは「いいよ」と笑顔で簡単に赦してくれます。赦されながら親をやるのだということを子どもに教わりました。そうやって愛し方を学んでいくのです。しかし、そんな子どもたちも妻も、いつもいつも赦せるわけでもありません。赦し難いことだってあります。なぜならば人は罪人だからです。いつでも赦せるわけではない。赦せるにも限界があります。「この間までは赦してくれたのに、急になんでそんなに怒るの?」と言われても、人の赦しに甘えて、図に乗る姿に頭にくるということだってあるでしょう。年を重ねれば若い頃に赦せたことも赦せなくなっているということもあります。年を重ねると人格者になっていく、ばかりではありません。謝りやすい人でいたいと思いますし、赦されやすい人でありたいと願います。しかし中々変われない自分がいるでしょう。しかし罪深さを認め、赦されていく時に、愛せる人となっていく。そのために愛のない自分に気がつくことです。
そして神様に祈りましょう。「神様、愛するとはどういうことですか」そして神に赦され、神に教えられた愛し方で、愛し始めようとする時、少しずつ少しずつ、愛せるように、赦せるように私たちは変えられていくのです。そこには「安心して行きなさい」とイエス様が言ってくださる、安心がある生き方があります。今はまだ愛の足りない者だけれども、愛することから程遠い者だけども、「安心して行く」ことができる。必ず変えられていく。必ず成長していくことが出来ます。そう信じて歩んで行くことが出来る時、私たちは変わることのできない不安にいるのではない。変えられていく安心のなかを、平安の中を歩んでいくことができるのです。

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