泣いて叱ってくれる人

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.10.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] エペソ人への手紙 4章15節
放送日
2024.10.26

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「世の光」の時間です。 愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。 
以前、一人のクリスチャン青年からお聞きした話です。彼はある高校の教師でしたが、ある年の卒業式の時のこと、先生たちを困らせてばかりだった男子生徒が彼の下に来て、こう言ったそうです。「こんなオレのために、自分を大事にしろよって、涙を流して叱ってくれた先生のことを、僕は一生忘れません」 
自分を大切にできない背景には、愛され大切にされることのない家庭環境があったのかもしれません。たとえ、深刻な背景があったとしても、自分に本気になってくれた先生がいたこと、自分を大事にするようにと涙を流して、叱ってくれた大人がいたことは、彼の人生にとって、大きな意味を持ったことでしょう。
新約聖書エペソ人への手紙4章15節には、こんなことばがあります。「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長するのです」 
聖書は、「愛をもって真実を語るように」と勧めています。愛をもって真実を語る。それは場合によっては、愛する誰かの過ちを、間違っているよと語ることを意味します。上から目線で相手の過ちを指摘するのでもありません。相手を断罪するのでもありません。 
 「それは間違っているよね、あなたを幸せにしないよね」「もう、やめましょう。自分を大切にしましょう」そんなふうに愛を込めて、涙を流すように、過ちを悟ってもらうのです。相手を愛し、相手のために、時には嫌われることも覚悟して、そう語るのです。それが、真実の愛の歩みでしょう。
 「むしろ、愛をもって真理を語り」と、エペソ人への手紙4章15節は言います。「自分を大切にしろよ」と泣いて叱ったクリスチャン教師の根底には、この真実の愛があったのでしょう。いいえ、彼自身がその愛で愛されているからこそ、同じ愛をもって、生徒に接することができたのでしょう。 
神様はあなたに対して本気です。あなたが自分を大切にしていないなら、涙を流して叱ってくださる方です。神様のこの真実な愛を受けて、歩んでゆきませんか? 

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