遺伝子~私たちを、非常によい、という神~

出演者
井本祐介
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.08.28
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 1章31節
放送日
2024.08.28

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「世の光」の時間です。東京都羽村市にある、おざく台キリスト教会の牧師、井本祐介です。平日は、中学と高校で理科の教師もしています。 
最初に聖書のことばを紹介します。創世記1章31節​「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ。それは非常に良かった」​ 
 みなさんは、私たち人間とロボットとの違い、分かりますか?例えば、細胞でできている、自分の子孫を残す、などの違いがあります。 
私たちの身体は、約37兆個ほどの細胞が集まってできています。その細胞一つ一つには、生命の設計図とも言われる、遺伝子、DNAがあり、私たちの身体や脳の特徴が記されています。この遺伝子は、人間同士ならば、99.9%、つまりほとんど同じです。そして僅か0.1%の違いが、私たち一人ひとりの外面や内面に、様々な特徴をもたらします。私たちはロボットとは違う、一人ひとりが、豊かな個性をもった存在です。 
一方で、その0.1%がもたらす違いが、時に私たちの心を揺さぶります。人と自分を比べ、自分のここは嫌だ、あの人が羨ましい、そう思った経験が誰しもあるかもしれません。 
だからこそ、今日の聖書のことば、永遠に変わらない、普遍的な基準を、大切にしたいのです。​「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった」
神は、私たちを見て、失敗した、とも、イマイチだ、とも言わなかったのです。「非常に良かった」そう言ったのです。どれか一つ、誰か一人についてではない、すべてのものをご覧になって、そう言われたのです。 
私たち一人一人の身体は、内側は、存在は、神の目から見て非常に良いのです。
遺伝子によって、基本的な部分が決まるということは確かにあります。けれど、すべてではありません。人は、環境、生き方、心の様子で、内面も、外面も、大きく変わります。神の目に「非常に良い」と言われているあなた、その安心に支えられ、誇りを胸に、今日一日を歩んでください。 

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