うわべで人を裁かない

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2024.08.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 7章21~24節
放送日
2024.08.23

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
今日は「うわべで人を裁かない」という題でお話しましょう。法律や規則というものは、人のためにあることを忘れないようにしましょう。法律や規則のために人がいるのではありません。ヨハネの福音書の7章21節からです。
さて、イエス様は、一つのわざのことを話し出しました。その一つのわざとは、イエス様が38年の間、病気で悩み苦しんでいた人を安息日に癒やしてあげた事件ではないでしょうか。人々はそれを見て驚いただけではなく、安息日の律法を破ったとして、イエス様を批難したのです。モーセの十戒の四番目の命令に「安息日をおぼえてこれを聖とせよ。何のわざもしてはならない」とあります。人を癒やすことは、「なんのわざもしてはならない」に触れたことになるからです。しかし、イエス様は言われました。「モーセはあなたがたに割礼を施すことを命じたので、あなたがたは安息日にも人々に割礼を施しています」とイエス様はおっしゃいました。割礼とは、アブラハムの時代から神様との恵みの契約に入るしるしとして、生まれたすべての男の子の肉体に施す手術のことです。モーセの律法にも命令されていました。ですから、なんのわざもしてはならない、と命じられていた安息日にも割礼の儀式のわざが行われていたのです。ところが、とイエス様のことばが続きます。「もし、モーセの律法が破られないように、安息日であっても割礼を受けるのなら、安息日に人の全身を丈夫にしてやったからといって、どうしてそんなに怒るのか。うわべで人を裁かないで、正しい裁きをするがよい」割礼を施すことも、病人を癒やして元気にすることも大事なことです。両方とも神様のわざであるからです。しかし、どっちがより大切ですか、とイエス様は人々に質問しました。神の律法であるモーセの十戒は、何のために定められ命令されたのでしょうか。その目的は、私たちが安全で安心な生活ができるためですね。車道に設置されたガードレールのようなものです。このガードレールを超えたら危険です、という表示です。私たち人間のために法律や規則が作られ、定められているのです。法律や規則を守ることよりも大事なことがあることを、イエス様は教えてくださいました。

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