挫折からの飛躍
- 出演者
- 水谷 潔
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
- 一歩踏み出したいとき
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- アップロード日
- 2024.06.22
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] ローマ人への手紙 8章28節
- 放送日
- 2024.06.22
「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会、協力牧師の水谷潔です。
今年の2月、日本が生んだ世界的指揮者、小澤征爾さんがお亡くなりになりました。小澤さんは、もともとはピアニスト志望でした。ところが、中学生になりラグビー部に入るのですが、試合中に右手の人差し指を骨折してしまいます。これにピアノの先生は激怒します。先生から、ピアニストは諦めて、作曲家か指揮者のどちらになるかを決めるようにと言われた小沢さんは、指揮者を選ぶこととなります。
その後、若くして海外に渡り、当時の日本人としては前例のない活躍をします。それが評価されたのでしょう。小澤さんは、若干27歳でNHK交響楽団に招かれます。しかし、楽団員との関係は悪化してゆき、ついに楽団は小澤さんをボイコットします。さらに、予定されていた定期演奏会も中止になります。この事件のために、日本での音楽活動を断念せざるをえなくなった小澤さんは、活動の場を海外へと移します。その後の大活躍は言うまでもないでしょう。
ピアニストから指揮者へ、国内中心から海外へ。二度の転機はいずれも挫折でした。願った道が閉ざされたことで、別の道に進まざるを得なかったことが、飛躍へと転機となったのです。
実は、聖書は、挫折さえも飛躍のチャンスに変えてくださる神様の働きを記しています。新約聖書ローマ人への手紙8章28節にはこう書かれています。「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」
「神を愛する人たち」とあるように、神様はご自身を愛する者のために、すべてのことを共に働かせて、益、プラスとしてくださいます。「すべてのこと」とありますから、マイナスと思える事さえも、神様の働きによって、プラスへと変えられるのです。時に挫折や失敗さえも、次の飛躍のチャンスとなるように神様が働かれます。
願った道が閉ざされること、思い描いていた希望が消えていくこと、積み上げてきた努力が報われずに終わっていくこともあるでしょう。しかし、それでも希望を持って歩める人生が、神様を愛する人たち、イエス・キリストを信じる者たちには開かれているのです。
今年の2月、日本が生んだ世界的指揮者、小澤征爾さんがお亡くなりになりました。小澤さんは、もともとはピアニスト志望でした。ところが、中学生になりラグビー部に入るのですが、試合中に右手の人差し指を骨折してしまいます。これにピアノの先生は激怒します。先生から、ピアニストは諦めて、作曲家か指揮者のどちらになるかを決めるようにと言われた小沢さんは、指揮者を選ぶこととなります。
その後、若くして海外に渡り、当時の日本人としては前例のない活躍をします。それが評価されたのでしょう。小澤さんは、若干27歳でNHK交響楽団に招かれます。しかし、楽団員との関係は悪化してゆき、ついに楽団は小澤さんをボイコットします。さらに、予定されていた定期演奏会も中止になります。この事件のために、日本での音楽活動を断念せざるをえなくなった小澤さんは、活動の場を海外へと移します。その後の大活躍は言うまでもないでしょう。
ピアニストから指揮者へ、国内中心から海外へ。二度の転機はいずれも挫折でした。願った道が閉ざされたことで、別の道に進まざるを得なかったことが、飛躍へと転機となったのです。
実は、聖書は、挫折さえも飛躍のチャンスに変えてくださる神様の働きを記しています。新約聖書ローマ人への手紙8章28節にはこう書かれています。「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」
「神を愛する人たち」とあるように、神様はご自身を愛する者のために、すべてのことを共に働かせて、益、プラスとしてくださいます。「すべてのこと」とありますから、マイナスと思える事さえも、神様の働きによって、プラスへと変えられるのです。時に挫折や失敗さえも、次の飛躍のチャンスとなるように神様が働かれます。
願った道が閉ざされること、思い描いていた希望が消えていくこと、積み上げてきた努力が報われずに終わっていくこともあるでしょう。しかし、それでも希望を持って歩める人生が、神様を愛する人たち、イエス・キリストを信じる者たちには開かれているのです。