わたしを信じなさい

出演者
入江 告(日本同盟基督教団 豊田神池キリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.02.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 4章
放送日
2024.02.14

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「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。愛知県豊田市にある、豊田神池キリスト教会の牧師、入江告がお話します。
私が人生で最初に神の存在を感じたのは、小学校2年生の時でした。近所を歩いている時に、突然一匹の犬が激しく吠えながら走ってきました。私は無我夢中で逃げました。しばらくして振り向くと犬はいなくなっていました。その時何が起きたのかは分かりませんが、「神様が守ってくださったのだ、そうに違いない」という不思議な思いが私の心に広がって残りました。
この放送を聞いてくださっている方は、多かれ少なかれ神の存在について考えている方ではないでしょうか。「信じる」とまではいかないけれど、なんとなく神について考えているかもしれません。
ヨハネの福音書4章に登場するサマリア人女性もまた神を感じ、礼拝すらしている人であったと書かれています。しかし本当の神様を知らなかった。イエスはこの女性に言います。「女の人よ。わたしを信じなさい」。この女性は5回結婚と離婚を繰り返し、愛を欲しながらも手に入れられない日々を送っていました。結婚したからと言って愛が常にあるとは限りません。離婚しないだけで夫婦の心が冷めきっているということもあります。親子の愛もそうです。子どもは親に無償の愛を求めますが、いつもいつも親は子を愛せない。さまざまな疲れから「あなたがいなければ私はもっと自由に生きられたのに」と口走ってしまう。そんな言葉を聞きながら人生を送ってきたという人もいるかもしれません。
イエスはそこで「わたしを信じなさい」と言います。彼女の問題の中心は、男性の愛、人の愛を信じながらも、神の愛を信じていないということでした。イエスの愛、すなわち「私はあなたを愛しているよ。あなたは私の大切な存在だよ」というイエスの声を信じず、人の愛こそが自分の心を潤すのだと求めていった結果、裏切られ、ますます愛に飢え乾く。
問題の解決はイエスの愛を信じることから始まります。それは聖書の知識を全て知った上で信じるということではありません。人間の知識や理性の限界の外側から語りかけるイエスの愛を受け取ることです。その時、あなたの心がイエスの愛で潤う、そんな人生が始まります。

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