話したくない話題こそ

出演者
入江 告(日本同盟基督教団 豊田神池キリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.02.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 4章
放送日
2024.02.13

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「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。愛知県豊田市にある、豊田神池キリスト教会の牧師、入江告がお話します。
私には幼稚園に通っている子どもがいますが、この前幼稚園の歌を教えてくれました。「ケンカのあとは」という歌で、その中にこんな歌詞があります。「ケンカの後は悲しいな…本当はとっても好きなのに嫌いだなんて言っちゃって」「ごめんなさいが言えなくて」。
多くの人は愛情を求めます。しかし、愛を求めた時、必ずしも思い通りの愛が返ってくるわけではなく、かえって愛されないという経験をします。
ヨハネの福音書4章に登場するサマリア人女性もまた同じ経験をしていました。井戸の傍らで飲み水の話をしていたイエスは、突然「あなたの夫を呼んできなさい」と言います。女性は一言だけ「私には夫がいません」と答えます。この女性にとって夫の話題は最も話したくない話題でした。なぜなら彼女は5回結婚と離婚を繰り返し、今は結婚していない男性と暮らしていたからです。彼女は結婚式で愛を誓いながらも相手を愛せない経験をし、逆に男性たちからも愛されない経験をしました。ケンカをし、罵り合い、やがて会話もできない冷え切った関係になり、破綻していく。次こそはと希望を持っては裏切られることを繰り返し、いつしか彼女にとって「愛」とは誰にも話したくない事柄になりました。
ではなぜイエスはこの話をしたのでしょうか。それは彼女の話したくない話題こそ、最も癒やしを必要としている心の傷だ、とイエスは知っていたからです。
イエスは他の箇所で言っています。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人です。…わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためです」聖書が語る罪とは、犯罪というより病のようなものです。愛し愛されたいのに上手くいかない。なぜなら結局誰もが自分を一番にしたいからです。しかしその先には魂の渇きがあります。イエスはこうも言いました。「わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます」あなたが最も話したくない話題は何でしょうか。イエスはその魂の渇きを癒やしたいと願っています。このイエスのいのちの水を受け取ってみませんか?

コメント

中野周治
話したくない話題(自分の罪)を言い表すなら神様は真実で正しい方ですから、その罪を赦し全ての悪から私達を聖めて下さいます!

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