近くにいる隣人

出演者
福井誠
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2024.02.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 27章10節
放送日
2024.02.02

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか?今週は福井誠が担当しています。その第五日。継続は力なり、日々聖書を読み深めるなら、自然と養われてくるものがあるものです。今日は、箴言の27章の続きから学んでまいりましょう。「近くにいる隣人」と題してお話します。旧約聖書 箴言27章10節をお読みします。
「あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。あなたが災難にあうとき、兄弟の家に行くな。近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる」
伝統的に、この箴言を書いた著者は、ソロモンだと言われています。ソロモンがこの箴言を編集したと考えると、彼は、父ダビデの生涯を思い起こしながら、編集していたのではないか、と思うところもあります。つまり、ソロモンの父ダビデは、サウル王の部下であった時に、サウル王に妬まれ、憎まれて王宮から追放され、荒野を彷徨った時がありました。ソロモンは言います。「憤りは残忍で、怒りはあふれ出る。しかし、ねたみの前には、誰が立ちはだかることができるだろうか」人の妬み心ほど恐ろしいものはありません。それは、人を徹底して破壊しようとします。ソロモンは、このことばをつづりながら、父ダビデの生涯が描かれた、サムエル記を思い起こしていたのではないでしょうか。そんな時にはどうしたらよいのか。ダビデを助けたのは神でしたが、実際には、多くの近くにいる隣人がダビデを助けました。
「あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる」人は、安定した地位を奪われ、まるで浮き草のように漂う人生を強いられることがあるものでしょう。しかし、そんな時に助けになるのは、遠くにいる兄弟よりも身近な友です。なぜなら、心のつながった関係は、血のつながりを超えた関係であるからです。いざと言う時に、助けとなってくれる心の繋がった友を持っていくこと、人生において大切なものです。ちやほやしてくれる人間関係など、いくら持っても無駄です。信仰を持つ人は、近くにいる隣人との関係を大切にする人でもあると心得ましょう。

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