理由なしに呪いは来ない

出演者
福井誠
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.01.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 26章2節
放送日
2024.01.29

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか?お久しぶりです。今週は、福井誠が担当します。新しい年も、早いものでもう一か月、皆さんのスタートはどのようなものであったでしょうか。聖書のことばに励まされ、押し出された歩みであったでしょうか。継続は力なり、今日からまた聖書の箴言を読んでまいりましょう。今日は、「理由なしに呪いは来ない」と題してお話します。旧約聖書 箴言26章2節をお読みします。
「逃げる雀のように、飛び去る燕のように、理由なしに、のろいが来ることはない」
逃げる雀、はたと脇を見れば、猫がいる。あるいは、飛び去る燕、はたと脇を見れば、棒で巣にいたずらしている子どもがいる、そんな光景でしょうか。物事が起こるには、それなりの理由があるものだ、ということでしょう。このように語る著者が読者の注意を向けるのは、人です。人もさまざまです。もちろん、色眼鏡をつけて、人を決めつけて見るのはよくないことでしょうが、箴言の著者は、ある程度、人を見極めてお付き合いすべきであると教えているようです。それによってさまざまな結果が生じるからです。
例えば、箴言の著者が、今日読んだ箇所の中で取り上げているのは、「愚か者」です。愚か者は、議論が通じないので、馬にむち打つように、打ちたたいて教える以外に道のない人だと言い切ります。けれども、その愚か者に輪をかけて始末の悪い存在は「自惚れ屋」です。自信過剰の人間は、もう矯正不可能だと言うのです。もし、このような愚か者とどうしても関わらざるを得なくなったのなら、その愚かさに巻き込まれないように努めることだ、と言います。
また著者は、「怠け者」をあげます。怠け者は、あれこれ言い訳をして、仕事や責任から逃れようとします。面倒くさいことをしたがらない人です。このような人には最初から物を頼まない、関わらないことでしょう。
どうでしょう、これまでの歩みを振り返って、自分はどうだったかなと考えてみたいところです。どういうわけか苦労したなと思う人間関係、実は、自分の問題だったのかなと考えてみる。少し聖書を読みながら、自分の新しい年の歩みを点検してみたいところです。
では今日もよき1日となるように祈ります。

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