イエスを見つめ直す

出演者
藤本 満(インマヌエル高津キリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2024.01.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 4章41節
放送日
2024.01.10

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「世の光」の時間です。神奈川県川崎市にある、インマヌエル高津教会の牧師、藤本満です。
月曜日から続けて、イエスをお乗せした弟子たちの舟が嵐で沈むばかりになるという、新約聖書マルコの福音書4章の出来事を見ています。今日はその出来事の最後のお話しです。
「イエスを見つめ直す」と題をつけました。一瞬にして凪になった後のことです。マルコの福音書4章41節にこうあります。「彼らは非常に恐れて、互いに言った。『風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなたなのだろか。』」イエスを見つめ直すことになります。
起きてください、助けてくださいと叫びました。それに答えてイエスは、嵐を静めてくださいました。あらためて、自分の信仰の乏しさを実感しました。でも、物語はそこで終わっていません。「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなたなのだろうか」と弟子たちは互いに言いました。
この問いかけをもって、イエスを見つめ直していくのが信仰者の人生です。見つめ直せば、イエスの憐れみの深さを実感します。自分の人生に起こった事だけを見て、イエスを見つめ直すのではありません。時にはお目にかかったこともない方の信仰体験談を読んで、聴いて、イエスを見つめ直します。
叫んでいるのは私ひとりではありません。アブラハムもダビデも叫びました。ペテロもパウロも叫びました。 そうしてイエスの愛の大きさ、真実の確かさを思い直すことを「信仰の成長」と言います。
ロッククライマーは、ハーケンと呼ばれる、金具を絶壁に打ち付けて命綱を固定しながら、登ります。ふと登るのを止めて、下を、上を見てみると、ハーケンが至るところに打ってあります。人生も絶壁のすごさだけを見つめるのではなく、そこに打ち込まれたハーケンのような祈りを見てごらんなさい。絶壁に自分で打ち込んだ祈り、私を支えてくれる人の祈り。 そこに信仰をかけてふんばるとき、必ず引き上げてくださるイエスの力、イエスの力強さが働きます。

コメント

いのりん
イエスの愛の大きさ、真実の確かさを思い直すことを「信仰の成長」・・・・

ハッとさせられました。何か違うことを「信仰の成長」だと思い込んで足掻いていたように思いました。そして、自分の現状ばかり見ていたように思います。教えていただき、感謝します。

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