はじめの話

出演者
山本陽一郎
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.01.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 1章31節
放送日
2024.01.01

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
今日は2024年はじめの放送です。聴いてくださってありがとうございます。カレンダーにも、仕事にも、すべてのことには「はじめ」というものがあります。聖書は「はじめに神が天と地を創造された」ということばで始まります。
16世紀の宗教改革者カルヴァンは、人間にはどうしても知らなければならない二つの認識があると述べました。一つは、創造者なる神を知る。そして、もう一つは、神に造られた私たち人間すなわち自分自身を知る。この世界を造られたお方を知ることが、自分の価値・存在の意味を知ることにつながるのだ、と述べたわけです。
10代の頃、私は近くの美容師のお兄さんに憧れていました。ハーレーダビッドソンのバイクに乗り、楽しそうに生きているように見えたのです。あるとき私は「お兄さん、生きる目的って何ですかねぇ?」と訊いてみました。ところが返ってきたのは、「生きる目的?そんなの考えちゃダメだって。人生、無意味なんだから」という答えでした。そういう考え方もあるよなとは思いましたが、私はそれからずっとモヤモヤして過ごしました。
人間とは、意味も目的もないまま本当の意味で生きられる存在だろうか。今、ここに生きている私という存在に価値はあるのだろうか。
その答えをくれたのは世界のベストセラー、聖書でした。そこには、私たちを支える本質的な意味を与えてくれるメッセージが詰まっていたのです。
創世記1章31節 「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった」
ここに神様の思いが込められています。ひとことで言えば、愛を込めて、この世界と、私という存在を造ってくださったというのです。あなたには価値がある。あなたは愛されている存在なんだと。
充実した人生を送っているあなたにも、疲れや悩みの中にある方にも、また小さな子どもたちにも、そして長い人生を歩んできた方々にも、どうしても知っていただきたい大切な「はじめ」の話がここにあります。あなたが何ができるできないによらず、あなたという存在を喜んでいてくださるお方がおられるということを。

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