ことばを救うクリスマス5

出演者
大嶋重德
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき
  • クリスマス

もっと詳しく見る

アップロード日
2023.12.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章
放送日
2023.12.29

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週はヨハネによる福音書から私たちの普段使っていることばについて考えています。クリスマスに生まれ、「ことば」となられたイエス・キリストが、私たちの生活に住んでくださる時に、私たちのことばもまた誰かに深く届いていく「恵みとまことに満ちた」ことばになっていきます。キリストのことばを聞き続け、話し続けていく時に、かつて私たちが誰かを傷つけてしまったことばも変えられていきます。傷つけるどころか、誰かを癒すことばになっていくのです。
私のことばも変わってきたなと思います。妻と結婚し、一緒に生活するようになって、私のことばは変わっていきました。それまでの自分の家の大嶋家は自分のことばに強い影響を与えました。しかし結婚をして、妻の家の久田家のことばの文化と出会いました。そして新しいことばが家族のなかで生まれていきました。しかしここには罪のことばが混ざっています。互いの家庭の過去の闇のことばが入り込んできています。自分の弱さをもったことばが、相手を傷つけ、いまだ相手に悲しみをもたらすことばを言ってしまう自分がいるのです。
しかし神のことばを学んだ私たちは、互いの間でも愛のことばを使っていくようになります。私の妻は「愛しているよ」と言われるのが、とても好きです。しかし私の言語文化には「愛している」と言うことなどありませんでした。私の両親も「愛しているよ」と言う人ではありませんでした。しかし「愛しているよ」ということばが妻に喜びや慰めをもたらすのであれば、私は「愛している」ということばを言っていくのです。私の中に住まわれているキリストが「言うように」とおっしゃるのであれば、それをことばにしていくのです。練習をしてでも言っていくのです。「自分のキャラじゃないから」「自分たちの世代は言わないから」と言わずに、愛のことばをもたらす人になっていくのです。
愛は届かなければ愛ではありません。私たちはよく「言わなくてもそれはわかってよ」と言いやすいものです。しかしことばにしなくては、私たちはわかりません。神の愛もそうです。聖書ということばにしてくださったからこそ、私たちは神の愛を知ったのです。あんなにも分厚い聖書の愛のことばが、あなたに届けられたからこそ、あなたは神の愛を知ったのです。私たちもこの神の愛のことばを知ったのだからこそ、伝わる愛のことばを語っていきたいと思います。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ