五千人の給食(その二)”人生のテスト”

出演者
板倉邦雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2023.11.30
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 6章5~9節
放送日
2023.11.30

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか?板倉邦雄です。今日は「五千人の給食(その二)”人生のテスト”」という題でお話しましょう。
私たちの人生は苦しみや楽しみだけではありません。神様は私たちにテストを課すようです。それは私たちの人生が苦楽だけではなく、神様の素晴らしさを味わうためでもあります。ヨハネ福音書の6章5~9節です。五千人の給食の続きです。
さて、イエス様は目を上げて大勢の群衆が自分の方に集まって来るのを見ました。イエス様のことばや教えを聞きたい、また、病める人は癒してもらいたい。人々は朝、自分の家を出てこの日の夕方まで、山のふもとまでイエス様について来ました。昼食はどうしたでしょうか。夕食はどうするのでしょうか。帰りはどうするの。そんな後先は考えずに、人々はイエス様の後を我を忘れてついてきたのです。するとイエス様は、弟子のピリポを試そうとしてこう言われました。「ピリポ、どこからパンを買ってきて、この人々に食べさせようか」するとピリポは、イエス様に即答します。「200デナリ、約200万のパンがあっても、めいめいが少しずついただいても足りません」群衆を解散させて人々を家へ帰らせることだ。ピリポをはじめ弟子たちにとっては常識的であり、合理的な考えでした。
そこへ、ペテロの兄弟アンデレが口をはさみました。「ここに大麦のパン5つと魚2匹を持っている子どもがいます。しかし、こんなに大勢の人ではそれが何の足しになるでしょう」とにかく、弟子のアンデレもピリポと同じように自分たちの常識と合理的な考えからはみ出すことはできませんでした。私たちにはとても無理です。
さて翻って、神の子イエス様は時々、私たちの人生にテストをされるということです。私たちの目には不可能で、無理なことをチャレンジさせようとされるのではないでしょうか。それは、人の常識や思いをはるかに超えた神の国の世界を経験させたいからです。私たちの人生をただ苦しみと楽しみだけで終わらせたくないのです。天の父なる神様を信じる人生がいかに驚異的であり、不思議なことであり、素晴らしいものであるか、ということを味わってもらいたいのです。

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