今あるものを感謝する

出演者
小林 啓一(小郡めぐみキリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.11.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第二 5章17節
放送日
2023.11.17

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「世の光」の時間です。山口市にある小郡めぐみキリスト教会の牧師、小林です。今日は「今あるものを感謝する」というタイトルでお話させていただきます。
以前、思いがけなくアメリカ在住の韓国人のピアニストがコンサートツアーの合間に、私たちの教会を訪問して下さいました。その当時、カーター元アメリカ大統領が、「アジアが生んだ天才少女ピアニスト」と絶賛したという方でした。その方が急遽、私たちの教会で何と1時間も時間を割いて、クラッシックから日本の懐かしい童謡まで、心を込めて演奏して下さったのです。心の芯まで届くすばらしい演奏でしたが、じつは彼女は目の全く見えない全盲の方で、しかもピアニストにしては手の指も小さかったのです。
私はかつて聞いた田原米子さんの事を思い出しました。彼女は高校生の時、大好きだった母親が死んでしまった悲しさから、自分も列車に飛び込んで鉄道自殺を図ったのです。しかし、失敗して病院で気がついた時には、両足のひざから下はなく、左腕も肩から先がなく、その上、右手も3本の指しか残っていませんでした。そんな時、彼女の学校の先生の紹介で、2人の人が熱心に彼女を見舞い、聖書のお話、救い主イエス・キリストのお話をして下さったのです。最初はうるさく思っていた彼女でしたが、ある時、ついに「神様、おられるのでしたら、どうか助けて下さい」と心から祈りました。その晩、彼女は不思議な程ぐっすり眠れ、朝起きた時、彼らが残していった聖書に目が留まり、開いてみると、こう書いてありました。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(コリント人への手紙第二 5章17節)
このことばに励まされた彼女は、残った3本の指で何かできるかもしれないと思い、ペンをとってみると、何と字が書けるではありませんか。それ以来、彼女は料理も草むしりも、ほとんど不自由なしに生活できる人に変えられていったのです。なくなったものではなく、今あるものに感謝して、それを精一杯生かそうとする時、神様がそれを喜んで後押しして、助けてくださるのです。

コメント

中野周治
『私の恵みは、あなたに充分である!』今、与えられている賜物を感謝して、それを最大限に活かして神様の栄光を現しなさい!

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