敵を愛する

出演者
中條信治(日本バプテスト連盟 宮崎キリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 人を許すことが出来ないとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.09.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 5章45節
放送日
2023.09.16

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日本バプテスト連盟宮崎キリスト教会の牧師の中條信治と申します。
私は10年前まで、福岡市にある教会におりました。教会の近くに筥崎宮という大きな神社があり、その中には、「敵国降伏」ということばが書かれた額が掲げられていました。自分を脅かす存在を敵と位置づけ、自分の存在と立場を守る・相手を降伏させるということでしょう。その神社には、毎年、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡などのスポーツチームが、必勝祈願に訪れていました。
さて、聖書には「敵を愛しなさい」というイエス・キリストの教え、勧めが記されています。イエス・キリストの教えは、私たちがすんなりと受け入れることができないものが多くあります。それは私たちの本性や常識、伝統とはかけ離れたものであるからです。「敵を愛する」という事柄は、自分にとっても、社会にとっても難しい、不可能のことのように考えてしまいます。
しかし、イエス・キリストは、神がどのような方であるのかを語ることによって、私たちに「敵を愛する」ように勧めるのです。イエス・キリストは神について、「悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる」方であると語ります。私たちは自分なりに、悪人、正しくない者についての判断基準があり、そのことに基づいて考え、行動します。
しかし、神様は、そうではなく、両者に、すべての人に太陽を昇らせ、雨を降らせてくださるというのです。そして、それこそが天の父である神が「完全」であるということなのです。ここでいう「完全」とは、誤りや欠けたところがないということではなく、すべての人を愛し、分け隔てなく関わってくださるということです。
神様に愛されていることを、心を開いて素直に受け止め、神様に愛されている自分を肯定し、大切にしましょう。そして、イエス・キリストが自ら実践し、教えられた「敵を愛する」人として歩みましょう。

コメント

中野周治
『悪に負けては、いけません!むしろ善をもって悪に打ち勝ちなさい!』ローマ人への手紙12章21節

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