失望せずに祈ろう

出演者
関根弘興
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.09.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 11章
放送日
2023.09.04

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか?関根弘興です。今週はイエス・キリストがお語りになったたとえ話から、祈りについてご一緒に考えていきましょう。
今日はルカの福音書11章に出てくるお話です。イエス様は、「ここに出てくる登場人物になったつもりで考えてみなさい」と言われこんな話を始められました。
ある日の真夜中頃です。旅の途中の友人が突然家にやってきました。しかし、家には何も出してやるものがありません。そこで、この友達は別の友達の所に行って「パンを3つ貸してくれ」と頼むのです。すると、この家の友人は「おいおい、こんな夜中に面倒かけないでくれ。もうみんな寝ているのだよ」と断ってしまうのです。でも、しつこく求めれば、この友人もパンを貸してくれるだろうという話なのですね。
友達だからといって、まあいろんな人がいますね。真夜中に立ち寄る図々しい友達もいれば、もてなしのために奔走する友達もいる。また、友達だからといって、真夜中に起きて何かやるなんて、「とんでもない」となかなか求めに応じない友達もいるわけです。
しかし、ここで問われているのは、どのような友人関係を私たちが持つべきか、ということではありません。イエス様はこのたとえの締めくくりにこう言われました。ルカの福音書11章8節「あなたがたに言いますが、彼は友達だからということで起きて何かを与えることはしないにしても、あくまで頼み続けるなら、そのためには起き上がって、必要な物を与えるでしょう」こう言われたのです。
友達だからといってパンを貸してはもらえなかったけれど、あきらめずに、あくまで頼み続けるなら、最後にはその友人も貸してくれるだろうと言われたわけですね。「一度だけであきらめないで、頼み続けることが大切だ」と話されたわけです。でも、誤解しないでくださいね。イエス様は、私たちに友達に対して図々しく生きようと教えられたわけではないのです。
このたとえは、私たちが神様に向かって祈る「祈り」の姿の一面を教えられたのですね。つまり、私たちが神様に祈り求める時に、決して祈ることをやめてはいけません。失望しないで祈り続けることが大切ですよ、と教えられたのです。時には、とても図々しく見えるかもしれませんが、でも、あきらめずに求めたなら、あの友人はパンを貸してくれましたよね。まして、私たちの神様は愛と真実に満ちた神様なのですから、私たちの祈り求めることを放っておかれるはずがないですよと言われたのです。
祈りの姿の第一は、とにかく失望せずに祈り続けていく、ということなのですね。

コメント

中野周治
不正な裁判官と女やもめ?の話も同じですね!神様は、『出来ればと言うのか?私の御心ならば、どんな事でも叶えてあげよう!求め続けなさい!探し続けなさい!叩き続けなさい!』とおっしゃいます!

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