銀や金にまさる

出演者
福井誠
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2023.08.31
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 22章1節
放送日
2023.08.31

いいね登録

     登録数:1

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。
今日は「銀や金にまさる」と題してメッセージをいたします。初めに聖書のことばをお読みします。「名声は多くの富より望ましく、愛顧を受けることは銀や金にまさる。」 旧約聖書 箴言22章1節
人生において何が重要かと言えば、お金よりも良い評判であると言います。私の父は、92歳で亡くなりましたが、晩年よく口にしていたことが、「人の心を大事にすること、信頼関係を大事にすること」でした。私自身、歳を重ねて思うことは、やはり、身近な人間関係を大事にして生きる人徳のあるところに人生の祝福もあることです。
箴言の著者は、良い人間関係を築き、厚い信頼を得ていくことは、声を出さない無機質な財産と一緒に暮らすより、ずっと優っていると言います。どんなにお金に恵まれても、またモノにあふれても、さらに名誉を得たとしても、良い人間関係、心遣いのある人間関係を持っている祝福に優るものはありません。ですから、謙虚な心をもって、神を恐れ、人に心遣いのある生活をするなら、逆に「富も名誉も長寿」もついてくると考えるべきでしょう。
2019年から続いたコロナ渦による混乱も、徐々に終わりの気配を見せ、社会が動き出し、様々に立て直しが進んでいます。日本のキリスト教会もコロナによって大きな打撃を受けました。ことに、多くの教会で礼拝出席が減少、また諸集会に集まる人々も減少、もう一度立て直しを迫られているように思います。
これは一般社会の様々な企業・団体も同じだと思います。しかし、そこで大切なのは、かつての勢いを取り戻そうと焦らないことです。むしろ、神を恐れ、今ある身近な関係を大切にし、皆で乗り越えていくことでしょう。今一緒にいる皆が、誰一人取り残されず、一人ひとりが大切にされ心遣いをし関わっていく。そのように信頼し、互いに助け合う関係に良い評判を保つなら、それに伴ってよい勢いがついてくると考えたいものです。
では、今日もよき一日となるように祈ります。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ