家康に仕えた悲劇のキリシタン「ジュリアおたあ」
- 出演者
- 岩井基雄
- 制作
- PBA太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
- 元気をもらいたいとき
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- アップロード日
- 2023.06.24
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[旧約聖書] イザヤ書 41章10節
- 放送日
- 2023.06.24
「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
今日は、歴史の中を歩んだ、クリスチャンやキリシタンの生涯から学んでみましょう。今日は、以前も一緒に学んだ「ジュリアおたあ」の2回目です。
じつは、今年の4月に、彼女の直筆の書面が、発見されました。彼女がどのような人生を歩み、どのような信仰を貫いたのか、より具体的に示されたのです。
「ジュリアおたあ」は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で朝鮮半島から連れてこられた、当時14歳の女性でした。キリシタン大名の小西行長に養われ、日本でキリストを信じるキリシタンとなったのです。「ジュリア」とは洗礼名です。この小西行長が関ケ原の戦いに敗れて処刑された後、彼女は徳川家康に仕えることになったのですが、キリスト信仰を捨てるようにとの命令を拒み、流刑となった悲劇のキリシタン女性です。彼女の直筆の書状が初めて発見されたのです。
その書状は、旧長州藩士の村田家に伝わったもので、発見された3通のうち1通は1609年に記されたと考えられています。徳川家康に仕えていた「ジュリアおたあ」が、朝鮮半島で生き別れた弟に似た男性が毛利家にいると伝え聞き、その素性などを尋ねる内容などが記されている書状だそうです。
今回分かったことは、「ジュリアおたあ」が朝鮮王朝の貴族階級出身だったということ。そして、自分の家族と生き別れにされるという、屈辱的な扱いを受ける深い悲しみの中でも、彼女はその後、出会ったキリスト信仰によって希望を失わず、神様への信頼を深めたことだと言われます。「ジュリアおたあ」は、その後もどんな迫害や、棄教の命令を受けても、決して屈しなかったのです。
どんな状況にあっても、恐れる必要がないこと、神様がどんなときにもともにいてくださることを彼女は、その生き様を通して表したのです。そして、それは私たちにも与えられている人生のチャレンジです。どんな困難や迫害があろうとも、神様はどんな時にも私たちとともにいてくださるからです。
聖書のことば「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」旧約聖書 イザヤ書41章10節
今日は、歴史の中を歩んだ、クリスチャンやキリシタンの生涯から学んでみましょう。今日は、以前も一緒に学んだ「ジュリアおたあ」の2回目です。
じつは、今年の4月に、彼女の直筆の書面が、発見されました。彼女がどのような人生を歩み、どのような信仰を貫いたのか、より具体的に示されたのです。
「ジュリアおたあ」は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で朝鮮半島から連れてこられた、当時14歳の女性でした。キリシタン大名の小西行長に養われ、日本でキリストを信じるキリシタンとなったのです。「ジュリア」とは洗礼名です。この小西行長が関ケ原の戦いに敗れて処刑された後、彼女は徳川家康に仕えることになったのですが、キリスト信仰を捨てるようにとの命令を拒み、流刑となった悲劇のキリシタン女性です。彼女の直筆の書状が初めて発見されたのです。
その書状は、旧長州藩士の村田家に伝わったもので、発見された3通のうち1通は1609年に記されたと考えられています。徳川家康に仕えていた「ジュリアおたあ」が、朝鮮半島で生き別れた弟に似た男性が毛利家にいると伝え聞き、その素性などを尋ねる内容などが記されている書状だそうです。
今回分かったことは、「ジュリアおたあ」が朝鮮王朝の貴族階級出身だったということ。そして、自分の家族と生き別れにされるという、屈辱的な扱いを受ける深い悲しみの中でも、彼女はその後、出会ったキリスト信仰によって希望を失わず、神様への信頼を深めたことだと言われます。「ジュリアおたあ」は、その後もどんな迫害や、棄教の命令を受けても、決して屈しなかったのです。
どんな状況にあっても、恐れる必要がないこと、神様がどんなときにもともにいてくださることを彼女は、その生き様を通して表したのです。そして、それは私たちにも与えられている人生のチャレンジです。どんな困難や迫害があろうとも、神様はどんな時にも私たちとともにいてくださるからです。
聖書のことば「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」旧約聖書 イザヤ書41章10節
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