ルカの福音書125-なぜこの顔ぶれ?

出演者
大嶋重徳
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2023.06.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 6章
放送日
2023.06.01

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
今週の箇所には、イエス・キリストがご自分の弟子を12人選ばれたところが記されています。今日は、どんな12人であったかを見ていきましょう。
1人目は元漁師のペテロです。頭で考えるというよりも、筋肉で考えるタイプです。漁で鍛え上げた腕っ節でイエス様を捉えに来た兵隊たちに剣を抜いて戦おうとする喧嘩早い男。「あなたは生きる神の子キリストです。」と、良いことも言いますが、イエス様のことを「あんな人は知らない。」と3回も裏切る男がペテロでした。
次に、ペテロの弟アンデレ。彼はもともとバプテスマのヨハネの弟子でしたが、イエス様に出会った時に、「あ!こっちが本物だ。」とわかり、すぐにヨハネから離れていく直感の男アンデレ。ヨハネの弟子にどう思われるかなどは考えない潔さがありました。
続いて、ヤコブとヨハネの兄弟。彼らはイエス様に「栄光をお受けになるときは、あなたの右と左に座らせてください。」とあつかましく出世欲丸出し。兄のヤコブは「雷の子」と言われるほどの短気。ヨハネは、やがてヨハネ福音書を書きますが、ほかの3つの福音書とは全く違う書き方をし、俺は俺のやり方でやるという自分のことが大好きな芸術家タイプです。
さらにピリポ。彼はイエス様から「こんなに長くあなたがたと一緒に居るのに私のことが分かっていないのか。」と叱られる。どちらかというと、ボーっとしているタイプです。
そして、トマスは寡黙な男。非常に慎重で疑いながら斜に構えている感じです。
そして、バルトロマイ。名前だけです。何をしたかは全く出てきません。
そして、もう一人のヤコブも名前だけ。同じくヤコブがいるので、背が低かった理由で小ヤコブと言われる。もうちょっと他の言い方があっても良いのじゃないかと思います。
さらに、取税人だったマタイ。
そして、イスラエルを愛する極右過激派集団の熱心党員シモンです。ローマの手先になっていた取税人のマタイとは合うはずがない人物。2人で遣わされる時には、一緒にすると一番まずい2人でした。
そして、イスカリオテのユダです。イスカリオテというのは、イスが「人」。カリオテとは、「大都会」。「大都会の男ユダ」という意味です。彼は弟子集団のお財布を預かり、弟子集団の財政をまわした男です。できる男というならば、彼が一番できる男でした。
イエス様が選ばれたのは、この12人でした。どうして、こんな12人が選ばれたのでしょうか。 続きは、明日の朝にお話します。

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