故郷で

出演者
板倉邦雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.05.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 4章43~45節
放送日
2023.05.08

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「故郷で」という題でお話いたしましょう。ヨハネの福音書4章43節から45節まで、自分の故郷へ帰ったイエス様に対する故郷の人々の態度を見てみましょう。
さて、サマリアのスカルの町で2日間の道草を食いましたイエス様の一行は、故郷のガリラヤへ行かれました。ところが、サマリアの町での大歓迎とは裏腹で、故郷の人々はイエス様と弟子たちに対して冷たい態度だったのです。その時、イエス様は自分からはっきりと言われました。「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」
なぜ、歓迎されなかったのでしょうか。それは、まず、故郷の人々はイエス様のことは、小さい子どもの頃から知っていたからです。大工の長男で生まれ、兄弟姉妹がいることも知られていました。その大工の倅が突然どこの馬の骨か知らない男たちを従えて、故郷へ帰って来たからでしょう。そして、「神の国は近づいた。悔い改めて、神の国の福音を信じなさい。」などと言い出したものですから、生まれや育ちを知っている人にとって、イエス様を尊敬し、信頼することは難しかったということでしょう。ですから、宗教の教祖たちは自分の出身を隠すのです。
しかし、一方イエス様と一緒にエルサレムの都に過ぎ越しの祭りに行ったガリラヤの人々は、イエス様と弟子たちを大歓迎したと書かれています。それは、イエス様が祭りの間なされた行動と働きをことごとく見ていたからです。覚えていらっしゃいますか。エルサレムの神殿で、イエス様は神礼拝の家が商売の家となっているのを見て激昂し、ムチを作り、犠牲の動物を売り買いする人と動物たちを神殿から追い出しました。両替人の台をひっくり返し、金が散らばりました。それを見たガリラヤの人々の胸はすっきりしたのではないでしょうか。
さて、今日でも私に対し、故郷で2つの反応が起こりました。一つは、「職人の息子のあの板倉がキリスト教の牧師かよ。信じられねぇよ。」という反応と、もう一つは「あの板倉がキリスト様を信じたのか。興味あるな!」という反応です。私が中学生の同窓会で経験していることです。

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