全てのことを感謝する力

出演者
岩井基雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.12.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] テサロニケ人への手紙第一 5章16~18節節
放送日
2022.12.29

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「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。この一年もさまざまな出来事がありましたね。その中で、皆さんが一番感謝したこと、また辛かったことは何でしょうか。
 ある司祭が「私たちは感謝できることと感謝できないことを分けすぎていないか」と問いかけていました。ドキリとする問いかけですが、確かに私たちには自分の基準で感謝できることと感謝出来ない事を分け過ぎてしまいますね。
 聖書は私たちにこうチャレンジを与えています。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。これがキリスト・イエスにあって、神があなたがたに望んでおられることです」(新約聖書テサロニケ人への手紙第一5章16節~18節)
 この聖書のことばは、神様の愛を伝えた伝道者パウロがテサロニケという町に誕生したキリスト教会の人々に語りかけた言葉であり、私たちの生き方にチャレンジをしています。どうすればいつも喜ぶことや、すべてのことを感謝することができるのでしょうか。
 ここには三つの鍵が示されています。一つは「絶えず祈りなさい」ということです。行うことが難しい、喜ぶことと感謝することの間に、この祈りへの招きがあります。聖書が教える祈りは、自分の願いを叶えてもらうための祈りよりも、神のみこころが自分になされるようにと委ねる祈りです。
 それゆえ、どんな状況の中でもそこに神様のご計画がなされるようにと祈る心は、私たちに喜びと感謝の心を与えます。
 二つ目の鍵は、「キリスト・イエスにあって」ということです。キリストは私たちの身代わりに、私たちの罪の裁きを受けつくし、罪の赦しの道を開いてくださいました。この命がけのキリストの愛を受け取る時、私はどんな中でも喜び、感謝するものへと変えられることができるのです。
 三つ目の鍵は神が望んでおられることに心をとめることです。自分が望んでいることを手放し、神様が何を希み求めていらっしゃるかを考えるとき、私たちはあらゆることを受け止め、喜びと感謝の人生と変えられ続けていくことができるのです。自分中心の考えを後にし、神様の愛のご計画を心にとめるからです。いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝する歩みをあなたもゆっくりと始めてみませんか。主の祝福をお祈りしています。

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