ルカの福音書-116 新しい皮袋を持って

出演者
大嶋重徳
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.12.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.12.01

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。断食をしないイエス様の弟子たちを非難する律法学者たちが出てきました。私はかつて、ある数日間を断食をして過ごす集会に出たことがあります。しかし、断食期間中も健康維持するためには飲み物は自由に飲んで良いというルールがありました。すると、そこである人が質問したんです。「飲むヨーグルトはセーフですか? 」一体、何のための断食なのかということになってくるような思いがいたしました。
イエス様は、新しいぶどう酒は新しい革袋に入れなさいとここで仰いました。古い革袋に新しいぶどう酒を入れると、新しいぶどう酒はすごい勢いで発酵を続け、古くなった皮袋はそれに耐えられずに破れてしまうからです。ここで言う新しい革袋とはイエス様のもたらされた福音の恵みです。それに対して古い革袋とは、人間の頑張りの信仰です。苦行を自分に課して、それによって自己満足を得て、人から評価され、信仰的満足を得ていく信仰のスタイルです。人から良いクリスチャンという評価を得たいという古い革袋があるでしょう。イエス様は祈るならば奥まったところで祈りなさいと言われました。自分が祈っている姿を見せつけて、断食している姿を見せつけて、自分を誇るようなことは止めなさいと言われたのです。
今日、ラジオをお聴きの皆さんが信仰を持つことは、パリサイ派のような堅苦しい信仰、自力で頑張っていく信仰、高慢で人を見下しているような信仰をイメージされているならば、一体その原因は何でしょうか?それは、イエス様のもたらされた信仰のスタイルではありません。
クリスチャンにその問題の一端があるのかもしれません。確かにそういう古い信仰の生活の方がわかりやすいからです。自分の信仰を肯定できます。こんなにも熱心に信仰を行っているから、自分はクリスチャンでいられる大丈夫と安心できます。
しかし、イエス様からいただいた信仰は、これまでの生き方とは全く違う神の恵みに生かされていく生き方です。自己満足などに終わることのない喜びの爆発する信仰だとイエス様は言われました。私たちは、この新しい革袋をイエス様からいただくのです。ここに古いぶどう酒をいれてはいけません。泡立つような新しいぶどう酒の喜びのことばを入れていくのです。

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