名前を呼ぶ

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき

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アップロード日
2022.10.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 43章1節
放送日
2022.10.03

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
私たち家族が今の土地に引っ越してきてから、いつもちょっと厳しめの目でこちらを見ている近所のおじさんがいました。10年間、この方から私は「おい、おまえ」と呼ばれていました。
ところがある時、ちょっとしたことでおじさんから相談を受け、教会のベンチに腰掛けて一緒にお話しするということがありました。身の上話をしてくださり、妻と一緒にお聞きしました。それ以来、おじさんがなんと「山本くん」と呼んでくれるようになったのです。今や、遠くからでも私を見つければ笑顔で「おう! 山本くーん!」と手を振ってくれます。夏には採れたてのキュウリを教会まで持ってきてくれました。格別のおいしさでした。こうして親しく名前を呼んでもらえるのは嬉しいことなのだなと改めて実感しました。
名前を呼ぶということは、多くの場合、気にも留めないようなことかもしれません。でも、そこにはとても大切なメッセージが込められていると思いませんか。名前で呼ばれる時、私たちは自分の存在が認められていることを感じますし、久しぶりに会った人から名前を呼ばれると、「ああ、自分のことを覚えていてくれたんだ」と嬉しくなりますね。
実は、神様も私たち一人一人の名前を呼んでくださるお方なのです。それだけあなたを愛し、大切にしておられるからです。
「だが今、主はこう言われる。ヤコブよ、あなたを創造した方、イスラエルよ、あなたを形造った方が。恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたは、わたしのもの。」(イザヤ書43章1節)
神様は「おい」とか、「誰でもいいけどそこの誰か」ではなく、「陽一郎」と呼んでくださるのです。あなたの名前を読んでくださるのです。あなたは神様にとって大切な存在です。そして、あなたともっと親しくなりたい、あなたと一緒に歩んでいきたいと願っておられるのです。あなたもあなたの名前を呼ぶ神様の思いを受け取ってみませんか。

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