存在の意味

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.09.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの手紙第一 1章3節
放送日
2022.09.07

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか。関根弘興です。
あなたは、あなた自身の存在の意味ということを考えたことがありますか。私たちの存在自体は自分の意志ではどうにもならないものですよね。ですから、自分で選択できなかった問題で悩むのは解決することはどうしても難しいですね。ですから、自分が存在していることの意味を考えることのほうがとても大切なのです。
私たちは生まれるとすぐに、両親との交流がはじまります。自分を育ててくれた存在との出会い、そして幼稚園、中学校、高校・・・・いろいろな先生、仲間たちとの出会い。だんだん社会との関わりが広がっていくわけです。
そして、住む世界が広がれば広がるほど、自分の考えとは違う人々、いろいろな考えを持っている人がいるのだということがわかってくるわけです。
私は父が牧師でしたから、牧師の息子として教会の中で育ちました。ですから、小学校の低学年のころは、だれもイエス・キリストのことを知っているものと思っていました。 
また、食事の前にお祈りをすることも、どこの家庭でもやっていることだと思っていました。ところが、自分の家とよその家は違うんだとわかってきたわけですね。
しかし、そうしたたくさんの関わりの中で、実は、私たちは生きているわけです。イエス・キリストの弟子の一人ヨハネ、彼が自分の人生がもうすぐ終わろうとするとき、人生を振り返りながら手紙を記しました。その手紙の中に、こう記されています。
ヨハネの手紙第一1章3節「私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。これらのことを書き送るのは、私たちの喜びが満ちあふれるためです。」こう記したのです。
「いろいろな事があった。いろいろな出会いもあった。でも、どうしても伝えたいことがある。私だけのものにしておくのは、あまりにももったいないすばらしい交わり、関わりだ。それは、いのちのことば、すなわちイエス・キリストとの交わりだ。これだけは何としても伝えたい」。彼はそういう願いをもって手紙を記しました。
ヨハネは、自分の喜びの源は、イエス・キリストとの出会いだと記しました。私たちは、たくさんの出会いの中で、自分の存在を確かめてきました。しかし、人生には意味と目的があり、あなたはかけがなえのない存在だということを示してくれる出会いは、「イエス・キリストとの出会いなのだ」と聖書は教えています。あなたはそんな出会いをしていますか?

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