「世の光」の時間です。愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。
今週は、聖書が伝える、良い人間関係の秘訣をご紹介しています。
ラジオをお聞きの皆様は、信頼できる良い友人をお持ちでしょうか。私にも友だちがいますが、友の存在は生きる力となり、人生を豊かにしてくれます。
しかし、どんな友だちも、永遠に一緒にいることは不可能です。学校や職場が別々になって会う機会が減ったり、高齢になれば、友だちが先に旅立つこともあります。
けれども、神を信じる者には、永遠に離れることのない友が与えられています。それは、イエス・キリストです。キリストはおっしゃいました。「人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。……あなたがたはわたしの友です」。キリストはこのことば通り、私たちのために、十字架にかかっていのちを捨ててくださいました。それは、私たちの罪が赦されるための身代わりの償いでした。この償いによって、私たちは救われました。
キリストは私たちを「友」と呼んでくださいます。キリストは十字架上で死にましたが、３日目に復活され、いまも生きておられます。キリストは永遠に生き、そのキリストに救われた私たちもまた、永遠にキリストとともに生きるのです。
永遠に離れない友だち、それがイエス・キリストです。
私の所属する教会には高齢の方々がたくさんいます。連れ合いを失くして一人暮らしだったり、施設に入所していたり、そんな方々が大好きな讃美歌が「いつくしみ深き」です。こんな歌詞から始まります。「いつくしみ深き、友なるイエスは」。一人で暮らしていても、イエス様という友だちがいつもそばにいてくださる。それは、この方々にとって大きな慰めなのです。もちろん、私にとっても、イエス様が友であることは最大の幸せです。
イエス・キリストは、ラジオをお聞きの皆様の友にもなってくださいます。
ぜひ続けて、番組をお聞きください。