燃える炭火を積む

出演者
黒木昭江
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.11.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 25章21-22節
[新約聖書] ローマ人への手紙 12章19、21節
放送日
2025.11.13

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「世の光」の時間です。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。
今週は、聖書が伝える、良い人間関係の秘訣をご紹介しています。
今日、ご紹介する聖書のことばは、旧約聖書箴言25章21節、22節「あなたを憎む者が飢えているなら、パンを食べさせ、渇いているなら、水を飲ませよ。なぜなら、あなたは彼の頭上に燃える炭火を積むことになり、主があなたに報いてくださるからだ」。
この聖書のことばは、自分に対して悪意を抱く人にどう関わるべきかを教えています。もしもその人が困っていたなら、積極的に助けてあげなさいと聖書は言うのです。そうすれば、相手の頭の上に燃える炭火を置くことになる。これは、自分のしたことが恥ずかしくなって赤面し、心を入れ替えるようになる、という意味のたとえだそうです。
誰かとの敵対関係を永遠に続けたいなどとは誰も願わないのではないでしょうか。でも自分から和解を申し出るのは腹が立つ。相手が謝ってくるのを待ちたいが、そんな日は永遠に訪れないかもしれない。しかし、神様がチャンスをくださいます。相手が困っている瞬間を見つけたなら、それが神様からのサインです。積極的に駆け寄って、助けてあげる。その時、関係が変わり始めます。
この聖書のことばを子どもの頃から聞かされて育った、伝道者パウロは、大人になってクリスチャンとなり、このことばを教会の人々に伝え、こんなことばも添えました。「愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい」。そして「悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい」と勧めました。
理不尽な人間関係に悩むとき、怒りによってアクションを起こす前に、一呼吸置いて、神を見上げませんか。神は正しい方です。私たちが決着をつけなくても良いのです。神は悪を見過ごしにはされません。
正義の神様が私の味方でいてくださる、それを知っているなら、私たちは善をもって悪に打ち勝つことができるのです。

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