「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス様はベツレヘムの家畜小屋でお生まれになりました。イエス様が誕生したとき、最初に駆けつけたのは羊飼いたちでしたね。
そして、しばらくしてその後に来たのは東方の博士たちでした。東方の博士たちは星の動きを観察している人たちでした。あるとき不思議な星が出現したのです。「これは偉大な王様が生まれたしるしに違いない」と考え、「この方を礼拝しに行こう」とユダヤの地へと出発しました。
長い道のりを旅し、彼らはエルサレムの王宮にやってきました。しかし、王宮にいたヘロデ王様は大いに戸惑い恐れたのです。エルサレムの王宮には、イエス様はいませんでした。東方の博士たちは、救い主はベツレヘムで生まれるということを聞きベツレヘムへと向かっていったのです。彼らは星に導かれながら、ついに幼子イエス様のところにたどり着いたのです。東方の博士たちは、幼子イエス様に出会うと黄金、乳香、没薬を献げて喜びながら帰っていきました。
クリスマスは「何かのプレゼントをもらうときだ」と考える人がいますが、東方の博士たちの姿はそれとは全く違いますね。彼らはイエス様を礼拝し、自分たちが持ってきた高価なものを献げたのです。
そして、ヨセフとマリアにとってこれらのものは大いに役立ったはずです。なぜなら、偉大な王が生まれるということを博士たちから聞いたヘロデ王様は自分の王座を脅かすかもしれない幼子を抹殺しようと考え、ベツレヘムとその近辺にいる2歳以下の男の子を虐殺するというとんでもないことを行ったのです。
ヨセフたちはそのヘロデ王の剣から逃れるために幼子イエス様とともにエジプトに避難し、ヘロデ王が死ぬまでエジプトに滞在することになりました。そのエジプトでの生活のために博士たちが献げた黄金や乳香、没薬が大いに役立ったはずです。
ヘロデの剣はイエス様をエジプトに追いやりました。当時の宗教指導者たちは救い主が生まれる場所を知っていたのに礼拝しようともしませんでした。
でも彼らの上にも星は輝いていたんですよね。そして、あなたの上にも聖書のことばが星のように輝きイエス・キリストのもとに導こうとしていることを知っていますか。このクリスマス、あなたが救い主イエス・キリストのもとにたどり着く素晴らしいクリスマスとなることを心から願っています。