主は私の救い

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.11.30
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 15章2節
放送日
2021.11.30

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は出エジプト記15章2節から「主は私の救い」と題してメッセージをお伝えいたします。
「主は私の力、また、ほめ歌。主は私の救いとなられた。この方こそ、私の神。私はこの方をほめたたえる」
昨日は、追跡してきたエジプト軍の脅威に狼狽したイスラエル人に、モーセが「恐れてはならない。今日、あなたの神の救いを見なさい。主があなたがたのために戦われる」と断言し、語ったとおりに主の戦いと勝利があったことを見ました。イスラエルの民が、海辺に死んでいるエジプト人の兵士たちを見ながら、まことに主が守ってくださった、主が助けてくださった、と主への感謝と賛美をささげています。
1節から18節は一般に「モーセの歌」と呼ばれる詩文です。大きく三部構成となっています。
まず1~6節。「主はファラオの戦車とその軍勢を海の中に投げ込まれた。選り抜きの補佐官たちは葦の海に沈んだ」と語り、主がしてくださったこと、神の御手にあっては戦車も、選り抜きの補佐官も全く無力であったことを確認しています。
続いて7~11節。「主よ、神々のうちに、だれかあなたのような方がいるでしょうか」と、イスラエルの神の圧倒的な強さがうたわれています。注意したいところです。それは、イスラエルの神が他の神々に比べて秀でていると言うのではなくて、イスラエルの神だけが唯一の支配者であり絶対者であり全能者であるという信仰告白になっているのです。
そして12~18節。これから先のことを信仰をもってうたい上げています。つまり、約束の地に入るまでの主の守りを期待し信じる告白になっています。後に、新約聖書の使徒ヨハネは、この箇所を下敷きに黙示録の15章を書き上げました。そこには、信仰にあって勝利し、天の都に辿りついた殉教者たちがガラスの海のほとりに立ってモーセの歌と子羊の歌をうたっています。主への賛美は、人類の永遠の歌であることを覚えたいところです。では今日もよき一日となるように祈ります。

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