ルカの福音書-81 権威ある言葉⑤

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.11.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 4章
放送日
2021.11.05

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、カペナウムという場所で、イエス様の説教が語られました。この説教によって悪霊が反応し、ダイモニアンという人を縛り付けてくる力をイエス様が追い出されたという箇所です。
イエス様の説教は驚きにあふれ、権威があったと聖書は記します。この権威は、勉強を続けてきた学者の権威ではありませんでした。学識、学歴、地位を誇り、肩書きによりかかった、それで居丈高になるような権威ではありませんでした。そうではなく、そのように昔から人を縛り付けてくる権威をたたき壊すような、権威に縛り付けられた者たちを自由にする神の権威がそこにあったのです。
イエス様の権威あることばとは、もともとのギリシャ語では「内側から出てくることば」という意味です。つまり、借り物の人のことばではなく、律法学者などの学者のことばではなく、世の中の常識や平均値でもありません。その人自身の持っていることばです。
イエス様はご自分のことばを持っておられました。神ご自身のことばです。自由なることば、誰に支配されるのでもなく、神であることばを持っておられました。私たちがほしいと願っていながら持つことの難しいことばです。
しかし、この権威あることばを聴き続けていくとき、私たちも自分自身のことばを手にしていくことができます。誰かの言ったことばに縛り付けられることなく、自分の信仰のことばを口にすることができるようになるのです。「クリスチャンとはこうあらねばならない」と言われて、縛られてしまったならば、そこであなたがまずすることは、果たして聖書がそう言っているのかということを自分で確かめることです。聖書の権威によって、自分の親から教え込まれた厳しい神のイメージを壊されてほしいと思います。
また日本古来の神のイメージも、またあなたを不安と心配に陥れようとするでしょう。しかし、聖書を読み、聖書を学び、聖書のことばに直接触れていくならば、あなたは神の権威あることばによって、自由を得ていくのです。
ぜひ、聖書の学びを始めてほしいと思います。放送をお届けしている各地域の放送協力会では、聖書を学べる本を送ってくださるでしょう。また、教会を紹介してもらってほしいと思います。私たち牧師はいつでも喜んであなたと聖書の学びを始めたいと願っています。

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