ディレクターのひとこと

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.06.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヘブル人への手紙 4章12節
放送日
2021.06.29

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 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。この「世の光」を制作しているのは、PBA太平洋放送協会です。聖書のことばを、地域の教会とともに届ける働きを、70年にわたって続けてきました。今年で創立70年を迎えたんですね。そこで今週は、私がどのようにしてこの働きに加わり、どんな思いで番組に携わってきたのかを、お話しをしていきます。
 私が、キリスト教のこの放送に関わらせていただいたのは、大学生の時でした。昨日もお話しをしたように、「ギターは友だち」という番組だったんです。何回か、収録が済んだ時のことでした。番組を担当するディレクターが私にこう言ったんです。
 「関根くん、とても面白い番組なんだけど、聖書のことを語りだすと、途端に今までの雰囲気とは違っちゃうんだよね。何だか他人行儀というか、生活感がなくなってしまうというか、飾ったことばになってしまうような、そんな雰囲気になっちゃうんだよ。関根くんは、聖書のことばに本当に生きている?」こう、話されたんです。
 私はそれを聞いて、もうドキッとしました。聖書のことばを語るのだから、普段、あまり使わないことばを選んで、ていねいに語っていたつもりだったんですね。でも聴いている人にとっては、なんだか生活感のない、お飾りのきれいなことばを、ただ発しているとしか聴こえてこなかったというわけです。
 私は、このディレクターのことばを今でもよく思い出します。もし聖書を語り、それが生活に活かされていかないなら、ただの額縁に飾ることばとなってしまうなら、それは何の意味があるだろうと、いつも思うからです。
 聖書には、こう記されています。ヘブル人への手紙4章12節
 「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。」
 神のことばは生きています。そして力があり、鋭いのです。だからこそ、私たちの具体的な生活に知恵を与え、生きることの幸いを教え、人としてどう生きていくのか、指針を与えてくれるものです。そして、神のことばである聖書によって、心が養われ、勇気づけられ、希望というものが与えられていくのですね。

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