ルカの福音書-65 何歳になっても謙遜さを

出演者
大嶋重徳
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会
タグ
  • 疲れているとき

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アップロード日
2021.05.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 3章
放送日
2021.05.22
 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に今週は読んできました。イエス・キリストに至るまでの系図がそこには出てきて、またイエス様が、三十歳で神様の言葉を語り始められたということを学んできたわけです。
 私は大学を卒業後、二十二歳で伝道者デビューをしました。キリスト者学生会という学生伝道のスタッフとなったのです。出席していた教会の説教ローテーションに入りました。すると、教会の中で長らく牧師をされている主任牧師という働きがありますが、その先輩牧師が目の前に座られたのですね。そして私の説教を目をつぶって聞きながら、「うん?」と首を傾けて、他の聖書の箇所を開かれるのが目に入ってきたわけです。「あれ、変なこと言ったのかな?」と、汗が流れ出る経験でした。そして、いつも説教が終わった後、その先輩牧師に「今日の説教はどうでしたか?」と聞きに行きました。
 すると、いくつもの忘れられない助言をいただきました。「説教とは、聴衆と神様との交わりだとわかっていますか?あなたの説教は、言いたいことをマシンガンのように、ダッダッダッダッダッと打ち続けている。聴衆の無言の応答が聞こえていますか?説教者はその無言の応答を聞いて、再び神の言葉を取り次ぐのです。」
 また、クリスチャンではない父親にも、説教の録音テープを送りました。すると父から電話があって「お前の説教は、ノンクリスチャンの俺からすると、上から偉そうに言われている気がする。」と感想が届きました。そうやって、落ち込んだり、反省したりして過ごした二十代の経験が、どれほど大きな経験となったでしょうか。年齢を重ねると、こういう指摘はあまりしてもらえなくなります。十代、二十代の時期は、失敗の許される時期だということもできるでしょう。
 あるクリスチャンの営業マンの方から、「二十代のうちに、自分のしたミスをきちんと謝ることができるようになりなさい。今、自分のしたことを謝ることができなかったら、いつか自分の部下ができた時、その部下の失敗を、自分の責任ですと、その部下のために謝ることなんかできない。あなたは今、ちゃんと謝れる二十代を過ごしなさい。」
 たくさんの人から叱ってもらって、三十歳を迎えることができたことは、私にとって本当に幸せでした。実は、謝ることが出来ない牧師も多いのかもしれません。いつの間にか高慢になってしまう。
 イエス様は三十歳まで大工の仕事をされました。仕事を覚えるため、たくさんの先輩大工から教わったでしょう。謙遜に人から教わり、自分の過ちはいつでも謝ることが出来る人生へと向かっていきたいと思います。

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