パートタイムの信仰
- 出演者
- 羽鳥頼和
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2020.07.11
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[旧約聖書] 列王記第二 14章
- 放送日
- 2020.07.11
随分昔、アフガニスタンで働いていた友人から、「イスラム教の信仰は毎日の 生活であり、信仰はその人の生き方だ」と言われました。そのとき、私はそれ を聞いて、「私の信仰は日曜日に教会に行くときだけだ」と気づかされました。 私は自分の生活を反省しました。私は日曜日だけのクリスチャンだったのです。 いわばパートタイムの信仰だったのです。聖書の中にも、私のようなパートタ イムの信仰の人々がいます。今日は旧約聖書の列王記第二の 14 章に出てくる、 「パートタイムの信仰」だったアマツヤという人のことをお話しします。
アマツヤの父は、ユダの国の王でしたが、家来によって暗殺されてしまいま した。アマツヤは、父の死後に王となりました。アマツヤは、神の命令に従う 気持ちがありましたが、完全には、神の命令を守りを行うことをしませんでし た。むしろ彼は、自分の父に倣って、国民に偶像崇拝をやめさせることをしな かったのです。それで、ユダの国中で偶像崇拝が行われ続けました。
アマツヤは強くなると、まず父親を暗殺した者たちを殺しました。そのとき 彼は、神の教えに従って、暗殺を行った本人だけを処刑して、その子供たちに は手を出しませんでした。このときは、まだ神の命令を守る気持ちがあったの でしょう。ところが強くなるにつれ、アマツヤはだんだんと高慢になり、神よ りも軍事力を頼るようになっていきました。
アマツヤは、エドム人との戦いに勝利すると、さらに今度は北のイスラエル に戦いを挑みました。ところが、アマツヤはイスラエルに撃たれてしまいまし た。そして勝利したイスラエルに、都エルサレムの神殿と王宮の宝物庫のすべ ての宝、そして、人質を略奪されてしまったのでした。
信仰がパートタイムではいけません。フルタイムの信仰でありたいと思いま す。へりくだって、いつも神を信じているものとなりましょう。
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