ルカの福音書 17-先輩がいる!

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.05.28
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.05.28

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。引き続き有名なマリアの受胎告知の箇所 です。若く幼いマリアが、どうして身の破滅にもなる受胎告知を受け止めたの か、その理由を探っています。
その理由のもう一つのことは、天使が告げた自分の親類、エリサベツのこと でした。年をとって不妊の女だと思われていたにも関わらずみごもった彼女の ことを、御使いは話したのです。マリアは、御使いが去っていった後すぐに、「マ リアは立って、山地にあるユダの町に急いだ」とあります。この「急いだ」と いうところにマリアの心が表われています。一人じゃいられなかったんです。 誰か自分に起こった出来事を、一緒に受け止めてくれる人に会いたかった。お そらくマリアは、「おことば通りこの身になりますように」と言った瞬間から後 悔が始まったと思います。「ヨセフから捨てられるかもしれない。」「親になんと 話せばよいのだろうか。」山地にあるユダの町に行くまでの道のり、何度も何度 も不安になったでしょう。心配で不安で涙が流れてくる、そして辿り着いたザ カリアの家。
すると、エリサベツ先輩が大声をあげて迎えてくれたのです。彼女は言いま す。「私の胎内で子どもが喜んで躍りました。」とてつもなく喜んで受け止めて くれることに、マリアはどれだけほっとしたでしょうか。
聖書にはこうあります。「マリアは、三か月ほどエリサベツと暮らして家に帰 った。」マリアが自分に起こったことを、本当に受け止めることができるために は、三か月かかったことが表われています。
「自分の人生に起こった出来事を神の恵みのことなんだ」と、受け取れる確 かさをもたらしてくれるのは、神のことばを信じる者たちとの交わりです。神 様は私たちに、「おことば通りに」と聖書のことばを受け取った交わりを備えて いてくれます。
あなたの町の教会にも、同じような経験をしたことのある人生の先輩がいま す。不安で自分の人生に起こった出来事を受け入れられないあなたを、受け止 めてくれる信仰の先輩がいます。先輩たちは、「私も同じ経験をしてきたよ」と 受け止めてくれ、祈ってくれます。
エリサベツはマリアに言います。「主によって語られたことを必ず実現すると 信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」エリサベツのように、「みことば を信じてよかったね」と言ってくれる交わりが教会にはあります。ぜひ、あな たの人生の不安を話しに教会に行ってみませんか。そこには、神様のご計画か らあなたの人生を見つめてくれる人が、あなたを待っていてくれるでしょう。

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