結婚の祝福
- 出演者
- 岩井基雄
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2020.05.18
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
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[新約聖書] マルコの福音書 10章5?9節
- 放送日
- 2020.05.18
私たちには欠けや弱さがあり、支え合う他者を必要とします。特に結婚は、 弱さを認め、相手の存在を喜び、心から愛する決意を必要とします。それは感 情ではなく、意志を基盤とした愛です。自己中心さや甘えが出やすい夫婦間は、 時に相手を深く傷つけることがあります。それゆえ、自分の愚かさを正直に認 め、愛を学び続けていくことが大切です。容易ではありませんが、結婚の祝福 はまわりにも大きな恵みを与えます。
キリストのもとに「パリサイ人」と呼ばれる学者たちが来ました。そしてイ エスを試し、「夫が妻を離縁することは律法にかなっているか」と質問したので す。律法とは、神が、神の人モーセを通して神の民に与えた戒めです。彼らは 律法を大切にし、遵守していたのです。「モーセはなんと命じていますか」と尋 ね返したキリストに、彼らは待ってましたとばかり、「モーセは離縁状を書いて 妻を離縁することを許しました。」と答えます。彼らはキリストを困らせ、権威 をおとしめたかったのです。
しかし彼らの思いに反して、キリストは結婚の重要さをこう語りました。 「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、この戒めをあなたがたに書いたの です。しかし、創造のはじめから、神は彼らを男と女に造られました。『それゆ え、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる』のです。です から、彼らはもはやふたりではなく、一体なのです。こういうわけで、神が結 び合わせたものを、人が引き離してはなりません。」新約聖書 マルコの福音書 10章5節?9節
結婚は神が結び合わせたものであり、ふたりが一つとされる豊かな祝福であ り、人が安易に引き離してはならないとキリストは教えたのです。学者たちこ そ心の頑なさを問われたのです。
しかしそこにも、キリストの、彼らと、そして私たちへの招きがありました。 自分の罪深さや頑なさを認め、愛の原点に戻るとき、あらゆる人間関係も結婚 も、祝福のあり方を回復することができるからです。無条件の神の愛を十分に 受けて、まわりの方々に愛を届ける者とさせていただきたいと願います。
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