信じるということ 3-イエスがあなたに与えてくださる
- 出演者
- 大嶋重徳
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- イースター
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- アップロード日
- 2020.04.16
- カテゴリ
- 人物・人生
- 放送日
- 2020.04.16
「信じる」ということは、一瞬に起こることではありません。時間を必要と する言葉だと思います。 時折、聖書のお話しを聞いてすぐに「すばらしい!信じます!!」という人に 出会うことがあります。しかし私は、「もう少しお待ちになったらいかがですか?」 と言います。というのも、やがて少し気に入らないことがあったり、神様への 不満があるとすぐに信仰を止めてしまわれる、ということもあるからです。し かし信じるとは、信じ始める時から信じるに足るまでの時間を過ごす必要があ るのです。
トマスには、復活を知らされた弟子たちとは違い、本当かどうかわからない と葛藤する八日間がありました。イエス様は、信じられないトマスに現れるま で、「信じられない」という悩みを抱える八日間を過ごすことを大切にされてい たのです。イエス様が現れて下さった日、戸は固く閉ざされ鍵は掛けられてい ました。これはまさしく、信じないと思うトマスの心の状況そのものでした。 そこにイエス様は 「平安があなたがたにあるように」ということばとともに、 トマスに現れて下さったのです。
イエス様は、信じられないトマスの思いを、決してダメだと仰いませんでし た。信仰を持つことができないということは不安なことです。「自分はいつまで も信じることができないのだろうか...」私たちは自分の信仰のなさを責めてし まうことがあります。今日も、信じることを戸惑っている皆さんがいるのであ れば、あるいはご自分の信仰が今、不安と不信仰に陥っているとしても、イエ ス様はこの朝あなたに「平安があなたがたにあるように」と言って下さいます。
ぜひ、このイースターに不安の中をあえてゆっくりと悩んで欲しいと思いま す。時間をかけて悩む悩みが、やがて神様への祈りとなって向かうときに、復 活されたイエス様だけがもたらすことのできる不思議な平安が、あなたの心の 中にもたらされます。今朝も私たちは、イエス様の平安をいただいて、一日を 始めたいと思います。あなたに平安がありますように。
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