主は、心を開いて
- 出演者
- 板倉邦雄
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2020.03.31
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] 使徒の働き 16章
- 放送日
- 2020.03.31
さて、私たちパウロ、シラス、テモテ、そしてルカの一行は、トロアスの港 町を船出してサモトラケに直行し、翌日ネアポリスに着きました。そこから陸 路でピリピへ行ったのです。ピリピの町は、マケドニア地方第一の町で、ロー マの植民都市でした。四人の伝道チーム一行は、ここに数日間滞在したのです。
さて、安息日になったので、四人の一行はピリピの町の門を出て、川のほと りに出かけていきました。日常洗濯したり、野菜を洗ったりする人々が集まる 川のほとりが、祈りの場になっていたようです。そこでパウロたちは、川のほ とりに集まってくる婦人たちに話をしました。すると、ティアティラ市の紫布 の商人で、神を敬うリディアという婦人が熱心に聞いていました。主イエス様 は、彼女の心を開いてパウロの語ることに耳を傾けさせたのです。その後、リ ディアとリディアの家族一同もイエス様の名によってバプテスマ、洗礼を受け ました。ピリピ教会の始まりです。
さて、「主は、心を開いて」ということばに注目したいのです。これを私たち は「信仰を持つ」といいます。確かに、神を信じるのはこの私です。しかし、 主である神様を信じるように、私の心を開いて下さるのも神です。
私たちの心は、理性と感性、そして意志によって成り立っていると言われて います。私の理性で理解し、感性で受け入れ、自由意志で決断できるようにし て下さるのは、神が私の心を開いて下さった結果だと、聖書は語っているので す。パウロは手紙の中でこう言いました。「信仰は聞くことに始まり、聞くこと はキリストのことばによる」
私も十七歳の時、初めてキリストのことばを聞いて、神への信仰が与えられ ていきました。私の心が天に向かって開かれた時です。天に向かって私たちの 心が開かれる鍵は、神様だけが持っているのです。そして、神のことばを聞く 者の心を、神様が開いて下さるのです。
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