灯台近くに掛けられた愛の南京錠

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.09.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 申命記 31章8節
放送日
2025.09.17

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
愛知県の知多半島にある野間埼灯台のすぐそばには、町興しのために造られた一つのモニュメントがあります。そのモニュメントは、“終わることなく永遠に”という願いから、終止線のない五線譜をモチーフにしたもので、「絆の音色」と名付けられています。その「絆の音色」には多くの南京錠が掛けられているのですが、それは、南京錠を掛けたカップルは、生涯の絆で結ばれるとされているからなんですね。
この「愛の南京錠」は1400円で売られているそうです。ちょっと意地悪かと思うのですが、南京錠をかけたカップルの中には、その後、お別れになった方もきっといたことでしょう。なぜなら、人間の愛は、時が経ち、自分と相手の状況が変われば、消え去ってしまうこともあるからです。相手の本当の姿が明らかになってくれば、愛が冷めてしまうということもあります。私たち人間の愛は、時に不安定で、100%信頼しきれない面もあります。それが人間の愛の限界でしょう。
しかし、神様の愛は違います。私たちの側がどう変わろうが、私たちがどんなに残念であっても、神様は変わることなく、私たちを愛し通してくださいます。
旧約聖書の申命記31章8節は、私たちにこう語りかけます。「主ご自身があなたに先立って進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない」
神様を信じる者の歩みは、「主」、神様ご自身が先だってくださいます。その神様は、信じる者を決して見放さず、見捨てません。神様の愛は無条件の愛です。私たちがどんなに愚かで罪深くても、神様は信じる者をあるがままで愛し通してくださいます。そして、この愛で愛された者は、揺るぐことのない平安を得ます。怖れは消えてゆき、おののく必要がなくなっていきます。
そして、自分が神様から受けたその愛で、大切な人を愛していくときに、その愛の絆は強く、揺るぎないものとなっていきます。決して外れることのない南京錠のような絆を育てていくことができるのです。ラジオの前のあなたも、神様を信じ、その愛を受け、愛の絆で結ばれ歩んでいきませんか。

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