何事も土台が大切

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.09.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 4章28節
放送日
2025.09.11

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「世の光」の時間です。私は牧師の阿部頼義です。今日は「何事も土台が大切」というテーマでお話しします。
私の住む神奈川県海老名市はマンションの建設ラッシュが続いていて、タワーマンションも何棟も建てられています。たまに建設現場を通り過ぎるんですが、最初の数ヶ月は何も建っていないように見えるんです。実は、その期間は何もしていないのではなく「基礎工事」の真っ只中なんですね。つまり地面を深く掘り下げて、コンクリートを流し込み、見えないところにしっかりとした土台をつくっているんです。
でも、基礎が完成すると不思議なくらい、一気に上に伸びていくんです。1週間くらい経つと「あれ?いつの間にあんなに高くなったの?」と思うくらい、あっという間にタワーが建っていきます。
これは、私たちの人生にも似ているかもしれません。何事も土台が大切です。いきなり成果が出るわけではありません。地味で、変化の見えない時期を、何ヶ月も過ごすことがあります。その期間は、なかなか前に進んでいる感覚がなくて、不安になることがあると思います。ですが、そのような時は、土台を築いているんだと考えてみてください。
聖書にはこんなことばがあります。「地はひとりでに実をならせ、初めに苗、次に穂、次に多くの実が穂にできます」
ここに書いてある「ひとりでに」ということばが重要だなと思います。私たちが頑張って、無理やり実をならせるのではなく、土台がしっかりしていれば、やがて自然に実がなっていく、というのです。聖書が言うように、自然から学ぶことが大切だなと思います。上を目指して伸ばそう伸ばそうとするのではなく、そこは神様に委ねて、私たちは下に目を向けてしっかりと地を耕せば良いんだということです。
聖書は、神のことばであり、生き方の指針でもあります。もしあなたが、見えない部分の土台をしっかりさせたいと願うなら、ぜひ聖書を読んでみてください。神様を信じて歩むとき、あなたの人生にも、気づいたら実を結ぶような瞬間がやってくるかもしれません。
今、目に見える変化がないからと言って、焦らなくて大丈夫です。今は、深く掘って、しっかりとした土台をつくるときなのではないでしょうか。やがてその土台の上に、あなたの人生がしっかりと建て上げられていくのです。

コメント

坂本惠子
今はしっかり土台を掘っている時という言葉に励まされました。親たちの介護が昨年から本格的にはじまり、教会の集会や奉仕が予定どおり出来ないことにもやもやしていました。私は集会に参加したり、教会員の方々と掃除したり奉仕することで本当に恵まれていました。今はそれができないことで自分の信仰も弱くなったと思ったりしました。今日のメッセージを聞いて今は聖書をじっくり読んでいくときなのだと思うことができました。

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