喜び叫びながら刈り取る

出演者
福井誠
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2020.02.19
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 126篇5節
放送日
2020.02.19
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。詩篇126篇5節から、「喜び叫びながら刈り取る」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「涙とともに種を蒔く者は 喜び叫びながら刈り取る。」
 この詩篇は、明らかにイスラエルの歴史上の出来事としては、バビロン捕囚からの帰還を背景としていますね。かつてイスラエルはバビロン帝国に侵略され、多くの住民が捕虜としてバビロンに連れ去られました。いわゆる「バビロン捕囚」ですね。その約70年後のこと、イスラエル人は祖国に戻ることが許されるのです。
 彼らはバビロンから帰ってきてエルサレムに到着すると、あまりの嬉しさで喜びいっぱいとなりました。この詩が作られた背景です。彼らはそのときの心境を言い表して、何か夢を見ているようであったと言っていますね。実に、戦争に負けて、捕虜として七十年も異国の地で暮らし、祖国に戻ることが許された、その出来事は、まさに神様の格別な憐れみと導きなくして起こり得なかったというわけです。
 ところが、その夢は急に冷めてしまいます。というのも、彼らを待ち受けていたのは、荒れ果てた町の再建、そして食料の確保という現実でした。彼らはもはや、捕囚という不名誉な過去からは解放されましたが、長い間放置され、荒廃しきった土地に鋤を入れ耕し開墾する、辛い生活に直面したのです。しかも、まともに農耕器具と呼べるものもないばかりか、そもそも、大都会バビロンで農業とは全く無縁の生活をしていた彼らは、種蒔きから学ばなくてはならなかったのです。そしてさらに、労苦の中にあった彼らを打ちのめすように、不作という不幸が襲いました。自然も彼らの味方はしてくれませんでした。
 けれども彼らは、「涙とともに種を蒔く者は 喜び叫びながら刈り取ろう。種入れを抱え 泣きながら出て行く者は 束をかかえ 喜び叫びながら帰って来る。」と歌いながら、この困難を乗り越えていくのです。
 神に期待し、信じる者の強さがそこにありますね。「人生を喜び叫びながら刈り取ろう」と、信仰を持って前に向かって進みたいものですね。では良き一週を祈ります。

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