「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか。関根弘興です。
私たちが過ごす時間のことを思うと考えさせられますね。たとえば、食事の時間。朝食に30分、昼食に30分、夕食に40分、おやつに20分使うとすると、1日2時間、1週間で14時間、1年間で30日、人生80年とすると、なんと6年半を食べることに費やすわけです。寝る時間はどうかと言いますと、毎晩8時間寝るとすれば、人生80年のうちに26年は寝ていることになるわけですね。そう聞くと、時間の使い方というのはよく考えなければいけないなと思います。私たちに与えられた時間というものは、限られています。そして、だれも人生の長さを測ることが出来ません。だから今をどう生きていくのか、これがとても大切なわけです。
今年も終わろうとしていますが、あなたが今この時を感謝することができないなら、「いったいこの一年間、何をしてきたのだろう」と少しため息混じりで振り返ることになるかもしれませんね。しかし、今を感謝できるなら、「この一年、確かにいろいろなことはあったけれど、私の人生は回りの人たちや神様によって支えられ、生かされてきたのだ」とうなずくことができるでしょう。
そこで、大切なのは、人生において「忘れてはならないこと」と「忘れたほうがいいこと」を見極めることです。どうも私たちは人に貸した10円は忘れず、人から借りた1000円は忘れてしまうというような癖があるように思います。
聖書の神様はあなたを生かし、助け、太陽を上らせ雨を降らせ、あなたをここまで支えてくださいました。だから、そこに生まれてくるものは「神様、ありがとうございます」「神様、感謝します」という思いです。しかし、「神様が私に何をしてくれたというのか、何もしてくれていないではないか」と考えるなら、感謝は生まれてきませんよね。旧約聖書詩篇103篇2節にはこう書かれています。「わがたましいよ　主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな」こう書かれています。
私たちは、自分一人で生きていけると錯覚することがあります。それは大切な人としての生き方を忘れた姿なのだと聖書は教えています。人生を図るバロメーターは感謝であることを忘れないでください。そして、目に見えない神様に感謝をささげることはあなたの心を確実に豊かにする秘訣なのです。