もっとも小さきものに注がれる神の愛

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2025.12.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 25章40節
放送日
2025.12.26

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「世の光」の時間です。私はグレースガーデンチャーチ牧師の阿部頼義です。クリスマスが過ぎましたが、今日も、クリスマスにちなんだお話しをしたいと思います。
クリスマスは華やかで楽しい季節ですが。実は、クリスマスのストーリーの背後には、とても悲しい出来事がありました。なんと当時ベツレヘム周辺の2歳以下の男の子が皆殺されてしまったのです。その地域を治めていたヘロデ王が、救い主イエス・キリストの誕生を恐れて、イエスを殺そうと画策したからです。
あまり知られていないのですが、イエスは、生まれた直後から、母マリヤ、父ヨセフと一緒に隣国のエジプトに逃げていきました。そこで1、2年ほど過ごし、イスラエルに戻ってきたと言われています。なんと、救い主イエスは、難民として育ったのです。
なぜ待望の救い主が、不衛生な家畜小屋で生まれ、さらには難民として暮らさなければいけなかったのでしょうか。なぜ世界を救うお方が、社会の片隅に置かれ不安の中で生活しなければなれなかったのでしょうか。
そのヒントとなることばが聖書の中に書かれています。『あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです』
「最も小さい者たち」つまり「弱い立場に置かれた人々」に手を差し伸べることは、その人のうちにおられるイエスに手を差し伸べることと一緒だというのです。ここから見えてくるのは、弱い立場の人々のうちにおられ、共に生きるイエスの姿です。
そう考えると、なぜイエスが家畜小屋で生まれ、難民として生活し、最後は犯罪人と一緒に十字架にかけられたのかが分かってきます。それは、イエスの目は、常にこの世の勝者ではなく、社会の片隅におられる弱い人々に注がれているからなのです。だからこそ、イエスは、ご自身も、もっとも弱いものとなられ、厳しい人生を歩まれたのです。
小さき者の友となられたイエスは、あなたの痛みにも寄り添ってくださいます。あなたが、弱さを感じる時、悔しさを感じる時、イエスに祈ってみてください。人の弱さを知るイエスは、あなたと共にいて、あなたを慰め、あなたに力を与えてくださるのです。

コメント

中野周治
『主よ!罪人の私をあわれんで下さい!私は正しい者を招く為ではなく罪人を招き悔い改めさせる為に来たのである!』『誰でも子供の様に自分を低くする者でなければ神の国を見る事は出来ません!私の力は弱さの内に完全に現われるからである』『誰が、その人の隣人になりましたか?その人にあわれみを示した人です!行ってあなたもその様にしなさい!』

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