「世の光」の時間です。今週はグレースガーデンチャーチ牧師の阿部頼義がメッセージを担当しています。
今夜は、クリスマス・イブですね。多くの教会で、キャンドル礼拝が行われることと思います。静かな教会で、ゆらめく蝋燭の光を見つめながら讃美歌を聴くと、本当に心が安らぎます。
蝋燭の火って、小さくて弱いですが、それでも、暗い部屋を柔らかい光で包んでくれます。暗闇の中では、たった一本の蝋燭でさえ、部屋を明るくし、また人の心を落ち着かせる力があるんですよね。
教会の中で、ゆらめく蝋燭の灯火を見つめていると、私たちに本当に必要なのは、輝かしい業績とか名誉ではなく、私たちの心を照らしてくれる温かな優しい光なのではないだろうかと考えさせられます。
外から見ると、輝いた人生を送っているように見える人も、心の内側には人には言えない悩みや葛藤、人間関係の問題、劣等感など、闇を抱えていることがあります。いくらお金を持っていても、ブランド物で身を固めてみても、そのような輝きは決して人の闇を取り去りはしないのです。
しかし、そのような心の闇を消し去ることのできる、光があります。そうです。その光とは、クリスマスの主人公、イエス・キリストのことです。聖書には「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」（ヨハネの福音書1章5節）ということばがあります。
イエス・キリストは、私たちの心に潜む闇に打ち勝つと、聖書は言っているのです。たとえ今、あなたが、どんな闇を抱えていたとしても、どんな不安を抱えていたとしても、光なるイエスを信じる時、あなたのうちにある闇を取り去ってくださるのです。
あなたも、今日、心にイエスという光をお迎えしませんか。まるで礼拝堂が優しい光に包まれるように、あなたの心も神の愛の光に照らされていくでしょう。「光や闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」今日、あなたの心にイエスの愛の光が灯されるようにお祈りします。