あなたも光として輝く

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2019.12.19
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.12.19

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 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。クリスマスおめでとうございます。クリスマス・イブ礼拝が近づいています。教会では多くの場所でろうそくを灯し、その光を浴びながら、キリストが来られたクリスマスを喜び祝います。
 クリスマスに来られたキリストは「私は世の光です」と言われました。そして「あなたがたは世の光です」とも言われたのです。光であるイエス・キリストを受け入れる時、私たちは光をも受け入れたのです。私たちの存在そのものが、この光によって明るくなりました。いのちの光を持つ者となったのです。
 私たちは、だれかの存在によって励まされ、慰められるということがあります。スポーツ選手のがんばりを見て、自分もがんばろうと思える。お笑い芸人の笑いで慰められ、滅入っていた気分が少し晴れるということもあります。元気をもらえるような存在です。しかしその一方で、自分も同じようになれるかと思うと、程遠いなと思います。
 私の教会では、がんの戦いの中にある方がおられます。珍しいがん細胞で、その治療に効く薬がほとんどありません。新しい薬を試す治験のグループに入り、とてつもない副作用に襲われ、本当に苦しまれている。しかし、その治療先の同じく入院されているがん患者に、その方がお見舞いし、イエス・キリストの存在を伝え、お祈りし、「次は牧師も連れてきますね」と言ってこられる。どんながん患者の方も驚かれるのです。「いったいどのようにしてあのように生きられるんだろうか。」すると、その方は言われます。「皆さんのお祈りのおかげです。祈られていることで、私は今こうやって生きていられる。」
 その方の存在は、ただ単純に励まされる、がんばろうと思うこと以上に、神がおられることへの希望を与えるのです。この世界には神がおられて、私たちが祈る時に、神が生きて働かれることへの望みが与えられるのです。自分もこの望みを捨てるわけにはいかない、そのような光となってくれる存在です。
 自分にも今日、いろんな大変なことがあります。しかしその方のことを思うと、その方のそばにおられる神様のことを私は思い出すのです。光なるキリストに心を向けることのできる「光なる存在」が、私にとってその方です。
 私にとって、ラジオをお聴きの皆さんの存在も「光なる存在」です。「ああ、今日も聴いていて下さる方がおられる」と思うと、心がぽっと明るくなります。あなたのそばにおられるキリストの光を思うと、あなたの輝きがこちらにも伝わってくるのです。あなたもまた、光の存在となることができるのです。あなたの光が、このクリスマスの輝きの中で、さらに豊かに輝いていきますように。

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