三谷幸喜流・壁にぶつかった時の対処法

出演者
水谷潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.10.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第一 10章13節
放送日
2019.10.12

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。水谷潔です。
 人気劇作家の三谷幸喜さんのお話です。三谷さんは、徹夜をしても脚本を一行も書けないってことがあるそうです。しかし三谷さんは、壁にぶつかった時は、完成間近なんだっていうことが多いのを、経験的に知っておられるそうです。ですから、壁にぶつかった時は、ゴールは近いんだとポジティブに考えて壁に向き合うのだそうです。
 あるキリスト教の宣教師はこう語りました。「トンネルに入ったら最短距離を進んでいると思え」これもまた、信仰経験が生み出した知恵の言葉なのでしょう。ゴールの手前に山があるとしたら、ゴールに向かう最短距離は山を突き抜けて進む道、すなわちトンネルを通過することですよね。「壁にぶつかった時はゴールが近い、トンネルに入ったら最短距離を進んでいると思え」
 実は聖書にも、それに似た言葉があります。それは、試練というものは必ず脱出の道とセットなんだという約束の言葉です。
 新約聖書のコリント人への手紙第一の10章13節は言います。
「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」
 神様は真実な方ですから、意地悪をして耐えられないような試練を与えることはなさいません。真実な神様は、愛するものの成長を願って、耐えられるような試練を与えられます。それどころか、耐えることができるようにと、試練からの脱出の道をあらかじめ備えていて下さるのです。試練が訪れることそれ自体は、決して喜ばしいことではありません。しかしその試練が、脱出の道とセットならどうでしょう。神様が、真実な愛のゆえに、脱出の道を備えて下さっているとしたら、失望してしまうのは気が早すぎます。むしろ、備えられた脱出の道を信じて、希望を持って試練の中を歩めたらと願うのですね。
 神様と共に歩む人生は、試練の中でさえも希望をもって歩むことのできる人生です。これまでの試練を思い起こす時、そして、これから訪れるかもしれない試練を思い描く時、どうでしょう。あなたは神様を必要としないでしょうか。

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