ヤコブの殉教

出演者
板倉邦雄
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2019.09.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 12章
放送日
2019.09.03
世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
 今日は、「ヤコブの殉教」という題でお話ししましょう。殉教とは自分の信じる信念や宗教のために、身命を捨てることです。今日はエルサレム教会の指導者、イエス様の愛した弟子の一人、ヤコブの殉教のお話しです。使徒の働き12章に入ります。
 さて、エルサレム教会を襲った飢饉の次に待っていたのは、何と自分たちの尊敬する指導者ヤコブ先生の殉教でした。紀元44年ごろ、ユダヤ地方を治めていた王様は、ヘロデ・アグリッパ一世で、ヘロデ大王の孫でした。ヘロデ王はエルサレム教会に対する圧迫の手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを捕え、廊に入れた後、殺害してしまいました。そのことはユダヤ人たちに歓迎されたのです。ヘロデ家は、ローマ皇帝によって、ユダヤ地方の統治を任されていました。ですからもし、ユダヤ地方をうまく治めないと、無能力者として、その地位を追われる可能性もあったのです。ですからヘロデ王はいつも自分の身の安全を考えていました。
 そこでヘロデ王は、ヤコブの殺害がユダヤ人の気に入ったのを見たので、次にエルサレム教会の最高指導者であったペテロを捕らえて、廊に入れてしまいました。それは、時あたかも過越の祭りが行われ、エルサレムには、巡礼者でごった返していました。ヘロデ王の思惑は、過越の祭りの後で、ペテロを民衆の前に引きずり出し、ヤコブと同様に殺害するつもりだったのです。そうすれば、ヘロデ王の人気はさらに高まるでしょう。しかも祭りの最高潮の七日目に処刑すれば、最も効果があると計算していたのです。
 さて一方、エルサレム教会ではペテロ先生のために、熱心な祈りが献げられました。ではヤコブがヘロデ王に捕らえられ、処刑された時、教会の人々は熱心に祈らなかったのでしょうか。いえ教会は、ペテロ先生の時と同じように、熱心な祈りをヤコブ先生のために献げたことでしょう。しかし、同じように厚く祈りながらヤコブは殉教し、ペテロは助かるのです。この分かれ目は何でしょうか。私には分かりませんが、神様の深い隠れたご計画の中にあるのは確かです。

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